St.Andrews / B4bees
ゴルファーの皆様こんにちは。編集部のイチコです。海外旅行メルマガTravel-Modeでは、読者様の「今いちばん行きたい国」をご紹介しています。今月はスコットランドのアイル島のモルトウイスキーの蒸留所やセントアンドリュースなどに、いつかは訪れたいという読者様のご投稿です。セントアンドリュースといえば、ゴルフ発祥の地。ゴルファーの皆様にとっても、魅力的な場所なのではないでしょうか。お忙しい中では難しいかも知れませんが、来年は海外ゴルフも視野に入れていただけたらなぁ…と思っています。皆様、良い年をお迎えくださいね。(イチコ)
プロのカタチ!~形態は機能に従う~Ⅲ
2013年11月15日 category:プロのカタチ!~形態は機能に従う~プロゴルファーの形態に注目し、その機能を読み解く新シリーズ、第1回目は、今年(2013年)のマスターズの覇者、アダム・スコットのスイングに注目し、「ヘッドを走らせる」技術を考える。
-アダム・スコットの「ヘッドを走らせる」技術(3)-
前回は、肩の回転について解説させていただいた。(前回の内容はこちら) 今回は、それを踏まえたスイング軌道についてお話しする。それを実感していただくドリルもご紹介しよう。
★右ひじを体につけておくメリット
インパクト時における、アダム・スコットの肩の動きは限りなく縦回転になる。前回の結論から、話をはじめたい。縦回転を確保するために欠かせない工夫が、「右ひじを体から離さない」ということである。感覚的に掴める理由は、そんなに難しいものではない。単純に、前傾姿勢を維持したまま、肩を縦回転させるためには、トップの後は右ひじはできる限り体についていた方が回転させやすいからだ。
★クラブを短く持ってスイング軌道を覚えよう
右ひじを体から離さないスイングの感覚を覚えるための、ドリルは簡単だ。短めのクラブ(シャフトのみでもよい)の真ん中付近を握りスイング軌道を体に覚えこませるように素振りをする。クラブの真ん中付近を握って練習するのは、右ひじを体から離すとグリップ部が左脇などに当たってしまうからだ。当たらない様にスイングするためには、右ひじは体から離せないのだ。
★右ひじを体から離さない本当のメリット
右ひじを体から離さない最大の目的は、肩の回転、腰の回転を一体化させることにある。アダム・スコットのスイングでその機能をみてみよう。インパクト時に右ひじを体から離さないことによって、肩の回転は、腰の回転に結び付けられていることを意味する。つまり、体から離さない右ひじは、二つの回転をつなぎとめる留め金のような役割を果たすのである。ゴルフのスイングは、肩と腰の回転から推進力を出す。それを一体化させるのが、右ひじを体から離さないことなのである。
さらに、クラブの延長線(図の赤色の線)と肩回転(図の青色の線)の縦回転、腰の回転(図のオレンジ色の線)の接点が右ひじになっていることがわかってもらえるだろうか。右ひじを体から離さないことは、つなぎ止められた二つの回転力をクラブに伝える役割も果たすのである。
★最後はひとつにつながる
肩の縦回転を確実にし、腰の回転との一体化をもたらしてくれる右ひじの動き。これら、一連の動きは、結果としてヘッドを走らせる効果をもたらす。3回に分けて議論した内容のまとめとして、シリーズ最終回の次回にそのことをお話したい。
鍛えるゴルフBRAIN!「結果をコントロールすること」
2013年11月14日 category:鍛えるゴルフBRAIN!
030 – CGU Cornish Closed / Neville Wootton Photography
結果をコントロールすること。
今回は結果との向き合い方についての話をしよう。
多くのゴルファーにとって、いやすべてのゴルファーにとってラウンドでいいスコアを出したいという欲求は、共通のものである。その欲求は、情報を集め、道具を追求し、そして練習もするという能動的な行動へと導く。
このようなプロセスを経ると、スコアの結果は、その行動を反映するものであると考えるようになる。
実際、トップレベルのプロゴルファーは、自在にボールを操り、トーナメントで結果を残し富と名声を得ている。
であるならば、「結果はコントロールできるものではないのか?」そんな考えが浮かぶことは決して無理な考え方ではない。
しかし、そんな疑問を多くのトッププレーヤーは否定している。タイガー・ウッズしかり、ジャック・ニクラウスしかりである。
それはなぜなのか。たとえば、PAR4のホールをドライバー、アイアン、ウエッジ、パターを使うとする。4つのショット、パットのうち1つでもミスが発生すれば、このホールをパーであがることは困難になる。もし、あなたがパーであがることを理想とするならば、目指す結果は、すべてがうまくいったという条件下で達成されることになる。
言い換えれば、条件が揃わないと満足な結果を得ることはできない。つまり、理想の結果を得るということは多くの要素から成り立っているのだ。ひとつでも条件が欠けると達成できない以上、一定の結果を得ることを前提にしたり、ましてやコントロールできると考えるのは非現実的な考え方なのだ。
ここで、考えをまとめておきたい。
結果をコントロールすることはできない。もし、それが理解できれば思考のアプローチを変化させることができるだろう。先の例の場合は、4つのショット、パットを分割し、ひとつひとつに細かな目標を立てることだ。たとえ1つミスショットが出たとしても、3つのショットにミスがでていないと前向きに考えることができるだろう。
ジャック・ニクラウスは、たとえ予選すれすれのスコアとなってしまった大会であったとしても、全力でプレーする選手だった。なぜそんなことができたのか。それは、結果をコントロールできないという前提で行動し、たとえ優勝のできない大会であっても自らに目標を課していたのだろう。トッププロとはそういうところにエネルギーを使うものなのである。
結果発表!ゴルフ練習場の利用について
2013年11月14日 category:1クリックアンケート10月号のアンケート「教えてください!「ゴルフ練習場の利用について!」へのご回答ありがとうございました。
アンケートにご回答くださった読者様の一部を掲載いたします。
■かんちゃん様(埼玉県 40代男性)
≪練習場でしている工夫≫ショートアイアンを中心に
≪練習場のサービスに求めること≫アプローチグリーンの設置
■Oyaji43様(千葉県 60代男性)
≪練習場でしている工夫≫フェース面を意識して振ってます
≪練習場のサービスに求めること≫特になし
■ひろ様(埼玉県 30代男性)
≪練習場でしている工夫≫方向性の重視
≪練習場のサービスに求めること≫芝生の上から打ちたい。レッスンプロのワンポイントアドバイス
■akihiro様(東京都 30代男性)
≪練習場でしている工夫≫大げさにスライス
≪練習場のサービスに求めること≫-
■雄さん様(大阪府 60代男性)
≪練習場でしている工夫≫スイングのタイミングをはかる
≪練習場のサービスに求めること≫もう少しお安く
■matuno様(静岡県 60代男性)
≪練習場でしている工夫≫アプローチ
≪練習場のサービスに求めること≫ゴルフ場利用の割引
■ゆきちゅー様(大阪府 女性)
≪練習場でしている工夫≫体が開かないように、肩が落ちないように
≪練習場のサービスに求めること≫特になし。満足してます。
■モッコスパパ様(愛知県 男性)
≪練習場でしている工夫≫スイングプレーンと遠心力を意識する
≪練習場のサービスに求めること≫-
■komei29様(東京都 60代男性)
≪練習場でしている工夫≫カシオのハイスピードカメラでその場でスィングチェックする。
≪練習場のサービスに求めること≫提携ゴルフ場利用での割引
■ボギーパパ様(青森県 60代男性)
≪練習場でしている工夫≫今日の練習で必要なクラブ5本程度を持っていく
≪練習場のサービスに求めること≫バンカー練習場の整備(現状では練習にならない状態)
■せいちゃん様(東京都 60代男性)
≪練習場でしている工夫≫満足したスィングで止める。
≪練習場のサービスに求めること≫練習場主催のコンペ開催
■tetsu様(京都府 40代男性)
≪練習場でしている工夫≫ゆっくり打つ
≪練習場のサービスに求めること≫提携ゴルフの優待
<編集部より>
練習場に対するご意見ありがとうございました。練習場への通う回数は予想に反して、
ばらけた印象です。みなさんの練習場との付き合い方の違いを感じることができました。
練習場での工夫は、上達への重要なプロセス、みなさまの思考は大変勉強になりました。
アンケートへのご協力ありがとうございました。
GM厳選!楽天GORAで全国ゴルフ場予約
2013年11月14日 category:ゴルフ場予約GM編集部は、楽天GORAによるゴルフ場予約サービスを展開中です。
編集部厳選の全国のゴルフ場をご紹介します。
東日本地区のおすすめはこちら。西日本地区のおすすめはこちら
今月のイチオシ!!
関東ブロック |
越生ゴルフクラブ
(埼玉県比企郡ときがわ町番匠61)
比較的都心に近く好立地のゴルフ場。広めのフェアウエイは、攻めのゴルフを可能にさせる。ポジティブな意識を保てるメリットがある。あまり、ビジターゴルファーを受けて入れてくれない難点はあるが、コースメンテナンス、周辺環境ともマッチング、接客のよさなど利用者の評価は高い。関東在住の方はぜひラウンドしておきたいゴルフ場だ。
東海ブロック |
みとゴルフ倶楽部
1997年開業の比較的新しいゴルフ場だ。杉本英世プロの設計。易しいホールあり、難所もありのバランスに富んだコースレイアウトである。全体的にスコアはまとめやすいが、13番から谷越ショートの15番を挟んで16番まで左右のドッグレッグが挟まっているので油断はできない。距離は短めだから、第1打はミスなく打っておきたい。
(愛知県豊川市御津町金野籠田37-27 東名高速道路・音羽蒲郡 15km以内)
ボビー・グレース、不可視化なパターの構成要素
2013年11月14日 category:ゴルファーニュースあなたは、パターに何を求めるのだろうか?ほぼ共通する距離感の合いやすさを一歩、離れるとそこにゴルファーの個性が宿る。パター選びの旅は、このセカンド・オーダーに基づいて始まるといっていいだろう。
直進性などイメージする軌道を求めるゴルファーは、マレットなどの形状へシフトし、打感をもとめるゴルファーは、ソールの有無や素材への探求へ向かう。その方向性は、おおむねポジティブなものであり、より理想のパッティングを求めるゴルファーの欲求を担保するパターが市場を席巻している。
そんなゴルファーの心理に反する理想を掲げているのが、ボビー・グレースのパターだ。同社のパターのイチオシ性能。それが、HSM(Hole Seeking Material)という3つのスイートスポットをもつ独自技術だ。この独自技術、以外にもプロゴルファーの評価から普及することになった。プロゴルファーのパッティングは、過酷な心理状態の下行われる。プレッシャーは必然的にミスへと直結する。たとえ、スイートスポットを外しても、一定の距離感を確保できるこの技術は、多くのプロゴルファーに支持された。2012年、全米女子オープンを制した、チェ・ナヨン選手もその一人だ。
ボビー・グレースは、1989年からパターデザイナーとしての活動を開始。1994年にデザインした「ファットレディ」がニック・ブライスの目に留まり、彼のパターに採用。多くのゴルファーの知るところとなった。
そんなボビー・グレース、およびそのスタッフのパター製作の原点は徹底的なデータ主義だ。つねに契約プロに帯同し情報を集める。その得られた情報は、パターづくりへとフィードバックされる。データから得られた必要性は、ボビー・グレースのパターの形状や機能となってよみがえるのである。
独自のデザインにより、エキセントリックな印象もあるボビー・グレースのパターだが、実はそれは情報集積の結実した形なのである。
フェルマーの最終定理。難問らしからぬ結末。
2013年11月14日 category:ゴルフモード・カルチャーフランス南西部最大の都市、トゥールーズ。世界的な航空機メーカー、エアバス社の本社があり、航空産業の拠点であるだけでなく、フランス屈指の名門大学、トゥールーズ大学の所在地でもある。
そんなアカデミズムに溢れたこの街から、街のイメージにふさわしい、歴史上の逸話が生み出されていたことをみなさんは、ご存知だろうか。
Toulouse Place de Capitole / Kathleen Tyler Conklin
数学界にけおけるその偉大な発見は、教育熱心な母親から育てられたひとりの法律家から提唱された。 その法則は、あまりにもシンプルで、中高生にでも解けそうな印象すら与える魅惑の整式。それが、フェルマーの最終定理である。
1次式は、当然のこととして成立し、2次式ではピタゴラスの定理(三平方の定理)として成立することが広くしられている。
しかし、なぜか次数が3以上(3次以上)となると成立しなくなるこの不思議な関係式。この式が正しいのかを含め、歴史上の偉大な数学者が挑んでは跳ね返されてきた。リーマン予想、ポアンカレ予想などと並び、解決が困難とされてきた数学の超難問である。
ピエール・ド・フェルマーは、トゥールーズの裁判所に勤める裁判官で、純粋な「アマチュア」数学者だった。だが、その実績において彼に叶う「プロ」の数学者は数えるほどしかいない。
パスカルやデカルトとの交流を持ち、優れた実績として曲線の関数の最大値、最小値をもとめることの理論体系を構築した。
その功績は、ライプニッツやニュートンに引き継がれ、微分積分学へと発展した。
Alexandre Falguiere – Pierre de Fermat – Copie / Pierre-Selim
そんなフェルマーが「驚くべき証明を得た」と書き残したこのフェルマーの最終定理。歴史的には、数学界の巨星、レオンハルト・オイラーにおいても証明が不可能となったことが世に知られる契機となった。
オイラーは、このフェルマーの最終定理に挑む過程において、虚数の概念を確立。偉大な業績を遺しつつも、この定理の証明にはたどり着けなかった。 その後も、ガウス(ガウス記号)、コーシー(コーシー・シュワルツの不等式)、ヒルベルト(ヒルベルト関数)といった偉大な数学者の挑戦を跳ね除けてきた。
1994年、プリンストン大学(当時)のアンドリュー・ワイルズ教授は、この超難問に終止符を打った。発表された論文には、つぎのような一節がある。
ここに記載された日本人こそがフェルマーの最終定理を証明する鍵を握った谷山豊(故人)、志村五郎(米プリンストン大学名誉教授)両氏である。ふたりが提唱した「谷山・志村予想(すべての楕円曲線はモジュラーである)」の証明こそが、フェルマーの最終定理を証明する根幹となった。
二人の日本人が提唱した考え方が正しいことが示された後、高校生の教科書に載っている「背理法」によってフェルマーの最終定理は証明された。 シンプルな整式の理論は、最終的には、シンプルな証明法によって3世紀にわたる数学者の戦いに決着をつけたのである。
Voice to the GM 11月号
2013年11月14日 category:未分類今月のワンショット! <ワインの聖地:フランス・ボルドー>
Wine Cellar / xlibber
ゴルファーの皆さんこんにちは。だんだん寒くなってきましたね。今月のTravel-Modeはフランス(パリ)の特集です。フランスといえばワイン!という方には、ボルドー地方のゴルフ場「ゴルフ・ドゥ・メドック・ホテル&スパ」をおすすめします。こちらはホテル宿泊者であれば利用でき、スパも堪能できるという充実ぶりです。パリ近郊には、優雅なコースと名高いジャック・ニクラウス設計の「パリ・インターナショナル・ゴルフクラブ」もあります。フランスは英国や日本のように礼儀正しいゴルファーが多いわけではありませんが、そのぶん気楽にプレーできる良さもあります。ご旅行のついでに海外ゴルフを愉しんでみませんか?(イチコ)