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鍛えるゴルフBRAIN!「結果をコントロールすること」

2013年11月14日 category:鍛えるゴルフBRAIN!


030 – CGU Cornish Closed / Neville Wootton Photography

結果をコントロールすること。

今回は結果との向き合い方についての話をしよう。

多くのゴルファーにとって、いやすべてのゴルファーにとってラウンドでいいスコアを出したいという欲求は、共通のものである。その欲求は、情報を集め、道具を追求し、そして練習もするという能動的な行動へと導く。

このようなプロセスを経ると、スコアの結果は、その行動を反映するものであると考えるようになる。

実際、トップレベルのプロゴルファーは、自在にボールを操り、トーナメントで結果を残し富と名声を得ている。

であるならば、「結果はコントロールできるものではないのか?」そんな考えが浮かぶことは決して無理な考え方ではない。

しかし、そんな疑問を多くのトッププレーヤーは否定している。タイガー・ウッズしかり、ジャック・ニクラウスしかりである。

それはなぜなのか。たとえば、PAR4のホールをドライバー、アイアン、ウエッジ、パターを使うとする。4つのショット、パットのうち1つでもミスが発生すれば、このホールをパーであがることは困難になる。もし、あなたがパーであがることを理想とするならば、目指す結果は、すべてがうまくいったという条件下で達成されることになる。

言い換えれば、条件が揃わないと満足な結果を得ることはできない。つまり、理想の結果を得るということは多くの要素から成り立っているのだ。ひとつでも条件が欠けると達成できない以上、一定の結果を得ることを前提にしたり、ましてやコントロールできると考えるのは非現実的な考え方なのだ。

ここで、考えをまとめておきたい。
結果をコントロールすることはできない。もし、それが理解できれば思考のアプローチを変化させることができるだろう。先の例の場合は、4つのショット、パットを分割し、ひとつひとつに細かな目標を立てることだ。たとえ1つミスショットが出たとしても、3つのショットにミスがでていないと前向きに考えることができるだろう。

ジャック・ニクラウスは、たとえ予選すれすれのスコアとなってしまった大会であったとしても、全力でプレーする選手だった。なぜそんなことができたのか。それは、結果をコントロールできないという前提で行動し、たとえ優勝のできない大会であっても自らに目標を課していたのだろう。トッププロとはそういうところにエネルギーを使うものなのである。

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