ゴルフをもっと「楽しく」「面白く」!
Archive for 2014年12月

動画で、ゴルフをもっと楽しく!GOLF-MODE TV

2014年12月15日 category:GOLF-MODE TV

動画で、ゴルフをもっと楽しく!GOLF-MODE TV

★ タイ、プーケットのゴルフ場。


大自然と触れ合いながらプレイすることは、ゴルフの一つの醍醐味ですが、 南の島プーケットでは、青い空と雲、緑の濃いフェアウェー、白砂のバンカー、海の眺めと潮風を感じながら、日本のゴルフ場とは一味違った、南国気分満点のゴルフを楽しむことができます。

ショートゲーム・マスター。チップショットをマスター!(終)

2014年12月15日 category:ゴルフのリクツ!! | ショートゲーム・マスター!

ショートゲームマスター3

 

 

ショートゲーム・マスター、第2シーズンは、チップショットについてお話ししてきました。今回はシリーズ最終回です。

 

前回は、チップショットのスイングのポイントについてお話しています。前回の内容はこちら。最終回の今回は、左足下がり、左足上がりでのクラブ選びのポイントです。

 

▼いつも平坦な場所で打てるわけではないチップショット

 

チップショットに限らずアプローチショットを打つ状況は、必ずしも平坦ではありません。大なり小なりの傾斜から打つことは十分に想定されることです。そのための基本的な考え方をしっかり確立しておきましょう。

GM12

 

 

 

左足上がりのポイントは、傾斜線とクラブで形成される角度です。これは、必ず直角になるように注意しましょう。

これを怠ると、大きなミスにつながりやすくなります。その理由は、スイング軌道に問題が生じ、結果としてクラブヘッドが地面に刺さるように入ってしまうからです。

 

これは、ダフリの大きな原因になります。さらにダフリを避けようとして、トップになることも多くなりがちです。

 

▼チップショットの原則は、「低く打ち出す」。だからロフト角に注意!

ランで距離を合わせるチップショット。できるだけ、ボールは、低く打ち出すことが原則です。前回も触れましたが、アンダーハンドでボールをトスするイメージのボールの軌道を理想とすべきです。

 

理由は、低いボールで転がす方が、距離感が合わせやすいからです。

 

ですから、打ち出す角度はできるだけ小さく。つまり、ロフト角は小さくする工夫が必要です。

そこで、左足上がりの場合は、ロフト角が傾斜の分、角度が大きくなっていることに注意します。

斜面の角度を考慮して、クラブを選択していきます。

 

▼最後に

 

今回のショートゲームマスターは、チップショットについて、お話してきました。チップショットは、ドライバーショットやパッティングに比べて、安定感があります。

スコアメイクの影の主役となるまで習得するに値するショットです。ぜひ、好スコアをうみだす原動力になれるように練習してみてください。

鍛えるゴルフBRAIN!「予測する力」②

2014年12月15日 category:鍛えるゴルフBRAIN!

鍛えるゴルフBRAIN

今回も前回に引き続いて「予測する力」についての話をしよう。(前回の内容 はこちら

 

前回は予測の立て方と予測する力の効用についてお話した。今回は、その効用の中でとくに、効果が高い「自分の能力に対する客観性」について、お話したい。

 


Highland Woods Golf Course, Hoffman Estates, Illinois / danperry.com

 

ゴルフにとって、安定的な精神状態でプレーすることが最もスコアメイクに寄与することは、あらゆるゴルファーが経験的に学ぶことである。

 

いかに安定した気持ちで18ホールプレーできるか。それができれば、スコアは5くらいは、縮まるのではないか。

 

そんな思いのゴルファーも多いだろう。その「思い」を阻む壁は、高くなりがちな自己イメージである。

 

ゴルファーとしての自己イメージが高くなると次のようは弊害がでる。

それは、「ミスショットへのストレスが高まる」ことだろう。

 

原因は、

 

・高い自己イメージにより、ミスを受け入れることが難しくなり、ストレスを抱えやすくなる。

 

・そもそも高い自己イメージにより、無理なショットを選択しがちになる

である。

 

ここで力を発揮するのが、「自分の能力に対する客観性」である。

 

予測することから得られる自分の能力に対する客観性は、予測と結果の積み重ねによって形づくられる。

 

難しいショットでも自分は打てると予測してもそうではなかったり、ミスショットはしないだろうという状況でミスしてしまったり・・・。

 

「自分の能力に対する客観性」は、それを防いでくれる。そして、その能力は、予測することによって身につく能力である。

「予測する力」は予測と結果そして、その検証の繰り返しである。

 

言い換えると、予測とその結果を検証することは、自分自身による自分自身のデータの集積である。

 

であるから、この予測する練習を繰り返せば、ミスショットの出る状況や割合なども予測することができるようになる。

さらに人には、修正する能力が備わっているので、ミスショットへの対処法や、回避法も身につけられる。

 

この地道なプロセスによって身につけられる能力とは、つまり自分のゴルフのイメージを確実につかむ能力である。過大評価も過小評価も、正確な自分の能力の把握には役に立たない。

 

予測する力によって手にしたゴルファーとしての等身大の自分の姿を正確に把握することで、自分が次にやるべきことが見えてくる。そこが更なる向上の原資となる。

 

予測する力は、あらゆることに応用が効く大切な能力なのである。

購入?それとも賃貸?

2014年12月15日 category:ゴルファーニュース

jyutaku

 

総務省の「住宅・土地統計調査」(平成20年)は、持ち家住宅率が61.1%となっており賃貸より購入が多くなっています。ライフスタイルが多様化する中で「住まい」に関する価値観も多様化しています。金銭面の損得だけで判断するのではなく、総合的に考える必要がありそうです。

 

※補足 平成25年「住宅・土地統計調査」では、持ち家住宅率は61.9%となっており、平成20年と比べると192万戸(6.3%)増加。借家は1845万戸で住宅全体の35.4%となっています。

 

人により(夫婦でも)考え方・価値観が違うケースが多いのではないでしょうか。固定観念をなくして思いつくメリット・デメリットをそれぞれ書き出してみると新しい発見があるかもしれません。購入後に後悔することがないように「ライフプラン=将来計画」を含め、永遠のテーマである「住宅購入」VS「賃貸」を考えてみましょう。

 

以下は参考としていただきたい例の一部です。

 

●住宅購入のメリット

・自分の資産になる

・一生涯の住まいの確保

・団体信用生命保険加入により万が一の場合も家族に家を残せる

・自由なリフォーム

・住宅を購入という満足感が得られる

・社会的な信用が得られる

・希望により質の高いオーダーメイド住宅への居住

 

●住宅購入のデメリット

・住宅ローンの長期間返済

・修繕費用は自己負担

・固定資産税の支払い

・近隣環境の変化により売却や賃貸が難しくなる

・簡単に住み替えができない

・資産価値の下落

・ライフスタイルの変化に対応しにくい

・修繕積立金や管理費の負担が思った以上にある(マンションの場合)

 

●賃貸のメリット

・住宅ローンの支払い不安がない

・固定資産税がない

・住み替えが自由

・精神的に気楽である

・自然災害の心配は少ない

・不動産価値の下落不安がない

・修繕費用がかからない

・管理を人任せにできる

 

●賃貸のデメリット

・家賃を支払っても自分のものにならない

・高齢になると借りにくい

・自由にリフォームできない

・大家さんや管理会社に気を使う

 ・希望に合った物件があるとは限らない

 

人によってメリット・デメリットは違いがあるのかもしれません。住宅購入を検討中の方も一生賃貸と思っている方も、一度、できるだけたくさん書き出し再確認してみてはいかがでしょうか。新しい発見があるかもしれません。

 

 

根拠:総務省の「住宅・土地統計調査」 http://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2008/nihon/2_3.htm

結果発表「教えてください!あなたの今年のベストグロス」

2014年12月15日 category:ゴルファーニュース

11月号のアンケート「教えてください!今年のベストグロス」へのご回答ありがとうございました。

アンケートにご回答くださった読者様の一部を掲載いたします。

スコアチャレンジ

もも様(新潟県 50代男性)


≪ベストグロスを出された時期、ゴルフ場、スコアを教えてください。≫

新潟サンライズゴルフ場

 

≪今年、ここが一番成長できた!と思えることは何でしたか?(その方法も)≫

ダボ以上が減り、一度も100以上たたくことがなかった。

 

academish様(愛知県 60代男性)
≪ベストグロスを出された時期、ゴルフ場、スコアを教えてください。≫

9月(岐阜県)ベルフラワ―カントリークラブ

≪今年、ここが一番成長できた!と思えることは何でしたか?(その方法も)≫

アイアン、ドライバーの飛距離が伸びた

EDRE594様(北海道 60代男性)


≪ベストグロスを出された時期、ゴルフ場、スコアを教えてください。≫

6月 札幌ロイヤルシップ(北海道)

 

≪今年、ここが一番成長できた!と思えることは何でしたか?(その方法も)≫

5番アイアン トラブル減少

ひろいっちゃん様(千葉県 50代男性)
≪ベストグロスを出された時期、ゴルフ場、スコアを教えてください。≫

7月 大原御宿ゴルフコース 101

≪今年、ここが一番成長できた!と思えることは何でしたか?(その方法も)≫

ドライバーの飛距離が伸びた

 

くろねこ様(新潟県 30代男性)


≪ベストグロスを出された時期、ゴルフ場、スコアを教えてください。≫

9月 大新潟カントリー倶楽部三条コース(新潟県)124

 

≪今年、ここが一番成長できた!と思えることは何でしたか?(その方法も)≫

方向音痴、距離感なしのパターが上達した。

 

real様(京都府 60代男性)


≪ベストグロスを出された時期、ゴルフ場、スコアを教えてください。≫

10月 Narai Hill (Thai) 80

≪今年、ここが一番成長できた!と思えることは何でしたか?(その方法も)≫

パターの距離感

 

ボギーパパ様(青森県 60代男性)


≪ベストグロスを出された時期、ゴルフ場、スコアを教えてください。≫

8月びわの平ゴルフ倶楽部(青森県) 84

 

≪今年、ここが一番成長できた!と思えることは何でしたか?(その方法も)≫

セカンドショットの正確性(uT6使用により)

 

arashi530様(埼玉県 40代男性)


≪ベストグロスを出された時期、ゴルフ場、スコアを教えてください。≫

JGMゴルフクラブ宇都宮

 

≪今年、ここが一番成長できた!と思えることは何でしたか?(その方法も)≫

ドライバーが安定した

 

たこやき様(徳島県 30代男性)


≪ベストグロスを出された時期、ゴルフ場、スコアを教えてください。≫

2月 四国カントリークラブ(徳島県)

 

≪今年、ここが一番成長できた!と思えることは何でしたか?(その方法も)≫

パターがよくなった

 

<編集部より> 今月もたくさんのご回答ありがとうございました。みなさん、それぞれのベストが出られたご様子でよかったと感じています。来年も今年のベストグロスを超えるスコアのご報告をぜひ、編集部へお寄せください。編集部一同、皆様のスコアアップへつながる記事づくりをすすめてまいります。

突然の「高額賠償請求」に対応できますか?

2014年12月15日 category:ゴルファーニュース

自転車には強制保険(自賠責保険)がありません!White bike sign on green tiled sidewalk White bike sign on green tiled sidewalk / Horia Varlan

自転車事故に備えられる保険があります!  

 

インターネットでお手続きできる三井住友海上の保険です。case3

●自転車で相手を傷つけた。

●相手の持ち物を壊した。

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三井住友海上のGKケガの保険では、自転車事故における加害者・被害者双方のリスクを補償することができます。保険料などの詳しい内容はこちらをご覧ください。

 

年間保険料はどれくらい?ご契約プランはこちら

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「地クラブ」使ってますか?

2014年12月15日 category:ゴルファーニュース

「地クラブ」使ってますか?

最近、ゴルフ雑誌や新聞でもポツポツとその存在をアピールしている、いわゆる地クラブ。全国各地に点在し、さまざまなバックグラウンドをもつ中小クラブメーカーが、個性的なクラブ、シャフトなどを開発しています。

 

このような、多彩な商品が供給される体制が整ったのは、ここ数年のこと。どうして、成熟市場といわれる日本のゴルフ用品市場で、生き残っていけているのでしょうか?

 

今回は、地クラブメーカーの戦略の背景を探っていきます。

 

 

▼地クラブメーカーの台頭と2つのキーワード

 

これまでゴルフクラブのメーカーは、製造から販売までいろいろな高い障壁がありました。ご多聞に漏れず、ゴルフクラブ市場にも大量生産、大量消費のメカニズムが働いていたのです。そのため、国内のメーカーは数社の巨大メーカーが市場をコントロールすることが当たり前だったのでした。

 

大量生産、大量販売によってくつられるクラブは、結果として市場において最もお客さんが存在する、いわゆるボリュームゾーンにあわせてクラブがつくられることになります。

 

その結果、巨大メーカー発のクラブは、万人向けの、意地悪く言えば「ありきたり」なクラブに落ち着きがちです。それが市場の求め声の反映である以上、当然の帰結と言えるでしょう。

 

そこで、既存の巨大メーカーのクラブに満足できないゴルファーのグループが少数ながらも確実に形成されます。

 

昨今の「地クラブ」メーカーはそのような市場の「か細い」声に耳を傾けて、個性的なクラブを世に出してきました。環境の変化が、その壁を低くしています。キーワードは、OEMとインターネットです。

 

 

▼「つくる」「売る」の変化が生み出した地クラブ

 

まず、ゴルフクラブをつくるためには、前提としてクラブを製造する環境が必要です。しかし、近年は自前の工場を持たずにものづくりが出来る環境が整ってきました。それがOEMです。

 

製造設備がなくても、アイデアがあれば、製品として形に出来る。この委託生産の広がりは、これまでメーカーとして参入できなかった企業の背中を押すことになりました。

 

このOEMが「つくる」側の変化だとすると、「売る」側の変化は、やはりインターネット販売でしょう。

インターネットでの買い物が普及することによって、比較的高額商品であるゴルフクラブもネットで買う人が増えました。

 

特に昨今は、実際にクラブを使用した感想をネットで情報を収集し、購買の判断基準にしている人が多く、そこで納得した人はネットで購入しています。

 

地クラブメーカーにとって、インターネットで直接、販売できる環境が整ったことは、販売の手間とコストを大きく低減させています。

 

▼問題は店舗販売の拡大

徐々に広がりが見られている地クラブですが、課題はやはり店舗販売でしょう。実際に手にとって試打したいというゴルファーは多い。

 その消費者の切実な声にいかに応えることができるか。地クラブメーカーにとっては、簡単に解決できない問題でもあります。

 

巨大メーカーと資本力で劣る地クラブメーカーにとって店舗マージンの問題は大きく、棚の確保という点ですでに不利な形勢です。

 いかに量販店のバイヤーたちに自社製品をアピールできるかもポイントになるでしょう。

 

一部のメーカーは、ゴルフ量販店と独自に契約して、クラブを販売する道を探っています。このような地域で独占的に販売する戦略も実際に採られています。

 

個性的なクラブを選びたい人にとっても、地クラブメーカーの奮闘は期待したいところです。

 

 

編集部便り12月号

2014年12月15日 category:ゴルファーニュース

ホアンキエム湖(ハノイ)

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ゴルファーの皆様こんにちは!編集部のイチコです。寒い日が続いていますが、お元気でいらっしゃいますか?今月のTRAVEL-MODEではベトナム・ハノイを特集しています。日本では当たり前となっている回転寿司ですが、ハノイではなんと〇〇が回ります…!今回はスタッフ現地取材によるホアンキエム湖付近の街角動画もご覧いただけます。机の前で、ほんのひととき空想旅行してみませんか?それでは新年もGOLF-MODEをどうぞよろしくお願い申し上げます!(イチコ)

生命保険をお考えの方へ。

2014年12月15日 category:ゴルファーニュース

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こんにちは、中央リスクコンサルタント  インターネット事業部です。 弊社では、下記の保険会社の生命保険商品を取り扱っております。

afrac★ちょっと関心があるので、資料請求をしたい。

★過度なセールスは困るが、簡単な商品説明や疑問点は電話やメールで答えてほしい。

★資料をじっくり読んだ上で、検討したい。

とお考えのお客様に、安心して生命保険選びをしていただきたいと思っております。

 

弊社の勧誘方針は、以下のようになっております。 勧誘方針

生命保険ご加入をお考えのお客様は、この機会に弊社の取り扱い商品をご検討の程、よろしくお願いいたします。

 

 

『きょうは会社休みます』、新しい恋愛ドラマの風。

2014年12月15日 category:ゴルフモード・カルチャー

ゴルフモードカルチャー2

「恋愛ドラマ」は、オワコン。そういわれて久しい。

 

『東京ラブストーリー』(フジテレビ)(1991年・平均視聴率22.9%)、

『ビューティフルライフ』(TBS)(2000年・平均視聴率32.3%)

など、数字も話題性もテレビコンテンツの中心であり続けた時代は、いまや昔。

 

 

 

いつの間にか、恋愛ドラマは、視聴率がとれないジャンルになっている。

 

月9の愛称で親しまれているフジテレビ月曜日9時からのドラマ枠は、恋愛ドラマを多く制作してきたが、最近はこの伝統的な恋愛ドラマ枠でも恋愛ドラマ離れが続く。

 

視聴率の数字が確定した2014年の7-9月期のラインナップで、恋愛ドラマと呼べるものは、 『同窓生』(TBS)くらい。

 

その『同窓生』も平均視聴率8.22%で下位に沈んだ。

恋愛ドラマの不振の理由は、さまざまな角度で分析されている。

 

例えば、

(1)携帯電話が普及し、恋愛ドラマの醍醐味のひとつの「すれ違い」がつくりにくくなった。

 

(2)恋愛の敷居が下がり、恋愛間の障壁と呼べるものがなくなった。

 

などだ。

 

確かにそれなりに説得力のある説だが、筆者はその分析に疑問があった。

 

(1)は、『君の名は』(1953年・松竹)がつくりあげた世界だし、

 

(2)に至っては、シェークスピアの『ロミオとジュリエット』まで遡るフレームだ。

 

(1)と(2)の要素が無くなったからといって、恋愛ドラマがつくりにくくなったわけではないのではないか。

 

いずれもその時代から生み出された、恋愛物語の要素。現代には、現代にマッチした恋愛ドラマの形があるのではないか。筆者は、単純にそう思っていた。

 

そんな中、日本テレビ系で放映され、12月17日に最終回を迎えた『きょうは会社休みます』(綾瀬はるか主演)は、その現代にマッチした恋愛ドラマだった。

恋愛経験の乏しい30歳になったばかりの主人公、青石花笑(はなえ)(綾瀬はるか)とイケメン大学生、田之倉悠斗(福士蒼汰)のさわやかで、ぎごちない恋愛物語。

 

このドラマでは、新しい恋愛ドラマの形を提案している。

 

それは、

ひとの恋愛を「応援」「分析」「アドバイス」したくなる視点を重視した構成である。

 

これまで、恋愛ドラマの定番の描き方は、疑似体験による「共感」だった。恋愛物とはそういうものとさえ定義していた人もあったほどの強く固定化された視点だった。

 

主人公の女性の目線をメインターゲットとなる女性視聴者が追い、恋人役となる男性は、理想の男性像に限りなく近づける。

ドラマを見ることで、恋愛感情を喚起させることが、視聴者の多くを惹きつけるという手法だ。

 

この強力な方向性に対して、このドラマで描かれる恋愛物語は、定番と一線を画した展開で、新しい試みといえる。

 

主人公、花笑は、女性視聴者が自分を投影するには躊躇のある地味な女性として描かれる。そこに傍観者としての視点が形成される。

俯瞰的に見る視点は、より花笑の恋愛であることを強化させ、共感の余地を与えない。

 

その心の動きは、冷静さを生み、上記のような「応援」「分析」「アドバイス」したくなる視点を生み出すことに成功している。

 

この脱共感路線ともいえる展開は、恋愛物語に新しい方向性を求めていた視聴者の心をしっかりつかんだ。

 

また、このような視点は、私のような男性視聴者にも納得できる要素を多く持たせる副産物も生んでいる。

 

テレビコンテンツとしての数字は、正直だ。

 

10-12月期クールのドラマで圧勝した『ドクターX』(テレビ朝日)に次ぐ2位を確保(2クールを跨ぐ『相棒』(テレビ朝日)を除く)。

 

『今日は会社休みます』は、最近の恋愛ドラマというコンテンツとしては、数字的に大健闘。

 

しかも真裏には、話題性抜群だった沢尻エリカ主演の『ファーストクラス』(フジテレビ)という強力なライバルの存在があったことを考えると平均視聴率16.0%は、立派な数字といえる。

 

また、この脱共感の恋愛ドラマは、マーケットの変化にもうまく対応した構成でもあった。

 

これまで恋愛ドラマの主なお客さんであったF1層(20歳から34歳までの女性)の絶対数が減っている。今の日本の人口比率で最も若いボリュームゾーンは40歳台。若い世代だけでなく、広い視聴者想定が、さらに視聴の幅を広げたといえる。

 

もちろん、恋愛ドラマの王道である「共感」に物足りなさを覚える視聴者もあったのは事実だが、コンテンツとして恋愛ドラマに新しい風を吹き込んだことはまちがないない。

 

テレビドラマは、正直に今の日本のおかれた状況を反映するものだ。旧来型の思考でドラマを制作しても、今の視聴者に受け入れられる作品は生まれにくいのではないか。

 

この『きょうは会社休みます」は、そう痛感させられた作品だったといえる。

売れない本。ピーク時の6割の衝撃

2014年12月15日 category:ゴルフモード・カルチャー

ゴルフモードカルチャー2

本が売れない。

 


 / hageatama

 

このことを知らない人はいないほどの常識になった。特に雑誌が売れない。男性誌も女性誌も、オピニオン雑誌も売れていない。

 

出版科学研究所の調べでは、1996年のピーク時、約2兆6000億円あった売り上げが、2014年で約1兆6000億円まで減少。ピーク時の約6割。1兆円の市場が消えた。国内のゲーム市場が約5000億円とされており、その倍の市場が消えたのだ。

 

しかし、人々が本や雑誌を読まなくなったのかといえば、必ずしもそうではないようだ。

 

それを裏付けるのが、全国の図書館の貸し出し冊数。2012年では、平均5.4冊(文科省調べ)で、年々増加傾向にある。

 

また、新聞の購読数も減っている。日本で一番の購読者数を誇る讀賣新聞は、朝刊で100万部を割っているとされる。福岡県北九州市の人がすべて同紙を読んでいる程度の数字である。

 

新聞をとるのをやめたという人から話を聞く機会があった。やめた理由は、新聞で扱う情報はネットやテレビで十分だからという。

 

本も同様の流れだと推察できる。図書館で借りて読めば十分ということだろう。

 


Harry Potter and the Deathly Hallows Launch Event / Dick Thomas Johnson

 

この流れはどのように理解すべきなのだろうか?

 

それは、情報にお金をかけることへの抵抗ではないか。言い換えると、情報はタダで得られるものであると人々が考え始めているのではないかということだ。

 

情報は、形のあるものではない。装丁がいいという本もあるが、やはり本は中身である。人々は、情報系の価値に対してよりシビアになっているといえるだろう。

 

その流れを動かしているのは、まちがいなくインターネットだ。インターネットは、既存のいろんなビジネスを脅かしているが、出版・新聞といった情報ビジネスの巨人の足元を揺るがす存在になっている。

 

既存のビジネスモデルや収益構造を改めないと、生き残ることは難しいだろう。KADOKAWA(かつての角川書店)は、IT企業のドワンゴと経営統合し、先を見据えた展開を始めている。

 

いかに情報にお金を落としてもらうか。智恵が求められる時代がやってきたといえる。

 

今のうちに有効な手を打たなければ、名の知れた新聞社や出版社であっても倒産することも珍しいことではないのかもしれない。

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