クラブは握らない!~スコアアップ戦略会議~file.5
2013年10月16日 category:クラブは握らない!~スコアアップ戦略会議~「クラブは握らない!~スコアアップ戦略会議~」は、「分析力」「戦略力」を高めることでスコアアップを目指します。数字を管理することは、ゴルフが上達すること。上達のための情報管理、分析、戦略のマネジメントを提案させていただきます。
今回の議題「myゴルフノートにラウンドの記録を残す!~その3~」
今回も、前回に引き続き、ラウンドの記録づけについてお話をしたい。各ホールごとに上がってきた情報をいかに集約し、問題点を抽出するか。その重要性と方法を通して、次へのラウンドに結びつける思考法をお話したい。
前回、各ホールごとのラウンドの記録のつけ方の例をご紹介した。事前に各ホールの情報を調べ、戦略を立て、実行レベルでの記録づけ、そして反省点を記入することの重要性をお話させて頂いた。
今回は、その反省点からの問題点の集約である。
下の図に基づいてお話しする。
各ホールごとに反省点を記入していくと、18ホール分の反省材料が集まる。その反省材料は、何ら相関性もなく存在しているわけではない。何らかの共通項目によって必ず系統化することができるはずだ。
この例では、3つに分類できるだろう。
― A:マイナス情報の共通項目 ―
第一打が右にいったという結果になったこのパターン。結果が共通しているということに、あまり意味はない。大切なことは、それをもたらした原因がどこにあったのかということである。両方の反省点に「意識」という言葉があることに注目したい。心理的な動揺やショットに対するプレッシャーが正確性に影響したことが伺える。そこをきちんと認識しておきたい。
― B:プラス情報の共通項目 ―
反省はマイナス情報だけではない。このシリーズで、強調させていただいていることでもある。当然に、共通項目としてプラス情報の共通項目が存在するはずだ。そこもきちんと整理しておく。「気持ちの切り替え」が上手くいったのは、なぜかここを自分の長所として「意識」し、その点をしっかり掘り下げておくことが大切だ。
― C:修正できた項目 ―
同一ラウンド内で、前のミスをその場で修正できるということは、起こりうることである。そこは、きちんと整理しておきたい。どのような考え方をしたのか、どのように気持ちを整理したのかをしっかり振り返っておくことは、必ず次につながるものである。
前回と結論が重なる部分でもあるが、反省点は多いほどよい。それは、系統化できる判断材料を増やせるからだ。自分は、どんなゴルファーなのか。どんな長所をもち、どんな短所をもつのか。それは、自分自身のゴルファーとしての情報を掘り起こすしかない。そのためには、記録づけとその分析が欠かせないのである。
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