クラブは握らない!~スコアアップ戦略会議~file.3
2013年04月25日 category:クラブは握らない!~スコアアップ戦略会議~Silver Wings Golf Course Spring Invitational / Fort Rucker
「クラブは握らない!~スコアアップ戦略会議~」は、「分析力」「戦略力」を高めることでスコアアップを目指します。数字を管理することは、ゴルフが上達すること。上達のための情報管理、分析、戦略のマネジメントを提案させていただきます。
今回の議題「myゴルフノートにラウンドの記録を残す!~その1~」
前回は、広い意味で何を記録すべきかをお話しさせていただいた。思いついたこと、気になったことは何でも記録すること。そして、感情を記録することの重要性に力説したつもりだ。(前回の内容はこちら)。感情と記憶は密接な関係にある。上手くいったことの記録は必ず残しておこう。
今回からは、実戦的な記録のつけ方をお話しする。まずは、ゴルフ場でのラウンドにおける記録のつけ方から始めよう。 皆さんは、実際にラウンドしたことを記録に残しているだろうか?ラウンドしてみて、それなりに反省点などはあるものの、忙しさや面倒な手間もあり、あまり(ほとんど)つけていない、あるいはスコアカードを保管する程度に留まっている・・・。そんな方も多いかもしれない。
Team B Scoring / vxla
ラウンドにおける記録づけは、上達に大きく貢献をしてくれることは多くの皆さんに共通する想いだろう。しかし、記録づけがなかなか定着しないのも現実である。ただ、そうなってしまうのは決してあなたが怠惰だからではない。 問題なのは、あなたの日常の行動(習慣)の中に、記録をつけることがうまく組み込まれていないということである。ここを上手く改善することに焦点を当てよう。
前夜までにラウンドの計画を立てよ!!
ラウンド後の記録づけはハードルが高いものだ。ラウンド当日は疲れていることもあり、重い腰は上がりにくい。さらに、もし翌日が仕事ならば、記録づけは後回しにしたくなる。記録づけは放置され、1週間もすれば、ラウンドの記憶は曖昧に・・・。そしてラウンドの記録をつける機会は永遠に訪れないままになる。 何が問題なのだろうか?
それは、記録を1回しかつけないからである。 1回しかつけられない記録は、その記録をつける必然性に欠ける。記録をつける意味が薄いものに留まっている限り、心理的抵抗は高いままだ。そのため「面倒」「忙しい」という先延ばしの魅力は、記録づけのメリットを上回ってしまう。 だから、ラウンドの記録をつける機会を増やす工夫を大切にしよう。 そこで提案したいのが「ラウンド前夜(までに)ラウンド計画を立てる」ことである。「明日は、ゴルフに行く」・・・そんな前夜は、とても楽しいものだ。その高揚感を上手く利用するのである。この「上昇気流」をてこに明日の戦略を練るのである。
ラウンド前夜(までに)計画を立てておくと、その計画がどうなったかを記録する必然性が生まれる。そして、さらにその「計画→実行」を検証する必然性までうまれる。ラウンド前に計画を立てることは、ラウンドを記録し、見直すことがあらかじめセットされるのである。 これは、見方を変えるとPDCA(plan-do-check-act)サイクルであるが、そこまで大仰に考える必要はない。目的は記録を確実につけることにある。記録に接する機会を増やすことで動機づけを補完することに意味があるのである。
(1)計画を立てる
(2)計画の実行状況を記録する
(3)ラウンドを検証する。
都合3回、myゴルフノートに触れる。それが大事なことである。そのことを意識しておいてほしい。
次回は、実際のラウンド前の計画の立て方を中心にお話したい。