クラブは握らない!~スコアアップ戦略会議~file.4
2013年07月11日 category:プロのカタチ!~形態は機能に従う~「クラブは握らない!~スコアアップ戦略会議~」は、「分析力」「戦略力」を高めることでスコアアップを目指します。数字を管理することは、ゴルフが上達すること。上達のための情報管理、分析、戦略のマネジメントを提案させていただきます。
今回の議題「myゴルフノートにラウンドの記録を残す!~その2~」
今回は、ラウンドの記録づけについてお話をしたい。想定しているゴルファーは、100前後のゴルファーを中心とした層だ。ある程度の距離のコントロールができている上級者は、想定していないのでご注意いただきたい。
下の図は記録のイメージ図だ。A~Cのパートに分けてポイントをお話しする。
― Aパート ―
◇ラウンド前 ・まずは、ホールの全体像を把握しておくべきだ。重要なのは、俯瞰的な視点だ。ラウンドするゴルフ場のホームページなどからホールの画像をダウンロードして、ノートに貼り付ける。 ・サンプルは、架空のゴルフ場のため、手書きスケッチにしている。ただ、手書きスケッチの方がより全体像を深くイメージできるので時間があればこちらがおすすめである。 ・一度ラウンドしたことがあるゴルフ場ならば、そのときに得た情報を書き込んでおく(図の赤の部分)
◇ラウンド後 ・ボールの動きを書き込む。落下地点とボールの止まった位置のズレが大きいときは、その旨書いておくとよいだろう。 →キャリーの出やすさや傾斜の情報として役に立つ。 ・ボールの動きは、言葉にしておく。後から見直すときに記憶を手繰り寄せるカギになる。
― Bパート ―
ラウンド前に、このホールの攻略のポイントをまとめておく。注意する点は、「自分がどこを重視してこのホールを攻略するか」をはっきりさせておくことだ。
このホールでの攻略のポイントを3つ程度ピックアップする。重要なのは攻略の意識をもち、そのプロセスを大切にすること。そのときに、打数への意識を強くもちすぎないこともあわせて強調しておきたい。打数のコントロールは、ショットの技量と不可分である。「ショットの技量はまだ発展途上なのだから」と割り切り、ホール攻略と打数は切り離しておくことである。
― Cパート ―
ここは、ラウンド後に記入する。反省は、必ず2つの視点で行う。それは、「悪かった点の反省」と「良かった点の反省」である。反省は、ついつい悪かった点だけを振り返りがちであるが、必ず良かった点も振り返ること。悪かった点も良かった点もそれぞれに「原因」がある。良かった点の原因がわかると「こうすればうまくいく」という自分を成長させるノウハウが身につく。過信や慢心は良くないが、悪い点ばかりをつきつめるのはよくない。
反省点は、思いつく限りどんどん書き込む。これをできるだけ多く出せるかが上達のカギを握る。プラス、マイナスの反省点を多く出せることは、改善の意識の高さと比例しているからだ。次のラウンドまでの間に多くの反省点を出しておこう。
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