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ゴルフのリクツ!!初級者スライスを克服する(4)

2013年08月19日 category:ゴルフのリクツ!!

ゴルフのリクツ!!2013年春シーズンは、初級者スライスを採り上げてきました。

 

前回は、スイング時のアドレスからトップまでのお話しでした。グリップ、アドレスの注意点をとりあげています。(前回の内容はこちら) 今、シリーズ最終回は、トップからの注意点です。

 

初級者スライスは、トップからインパクトまでの間に決定的な原因をつくっています。そして、それが2つのタイプに分類できる点がポイントです。

その2つのパターンとは

 

Aタイプ・・・アウトサイドイン軌道によってスライスするパターン。

 

Bタイプ・・・振り遅れによるフェース開きによってスライスするパターン。 です。

 

それぞれの原因を考え、克服するドリルをご紹介します。 タイプ別のスライスのお話しをする前に、下半身からスイングをする重要性を確認しておきましょう。 特に今回のトップからフィニッシュまでで重要なのが、下半身でスイングをする意識です。

 

その際に気をつけることは左足の使い方です。トップからの切り返しは、左足の踏み込みからスタートさせます。

 

重心を落として腰の位置を決める重要な動作です(詳しくは「下半身からスイングをつくる(2)」でご確認下さい)。

 

決まった腰の位置で、左腰でくるっと回すイメージで回転させていきます。この原則の上に、スライス防止策を積み上げていきましょう。

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Aタイプの方の原因と対処法

 

Aタイプの原因 アウトサイドイン軌道によってスライスするパターンは、腕でスイングしようとする強い意識です。 トップからの切り返しは、左足の踏み込みからスタートさせるという強い意識をもっておきましょう。

 

グリップを修正し、アドレスを修正し、右ひじが離れないように意識しながら、トップまで振り上げればあとは下半身主導でスイングするイメージで振り下ろすだけです。

 

Aタイプの対処法

これまでにアウトサイドイン軌道が定着してしまっている方は矯正が必要です。簡単な対処法をご紹介しておきます。ボールをセットする位置の上と下にボール一個分のスペースを空けてティをおきます。ティーによるゲートをつくる感じです。そして、ボールはセットせず、スイング軌道がそこを通るように素振りをします。特に上側のティにクラブが当たらないように注意してスイングします。

 

Bタイプの方の原因と対処法

 

Bタイプの原因

 

振り遅れによるフェース開きによってスライスするパターンは、下半身でスイングしようとする意識が強い場合に起こります。 ゴルフのスイングは、肩の回転と腰の回転の2つの推進力でボールにパワーを与えます。

 

腕主導でスイングするのはダメですが、下半身だけでスイングするイメージになると振り遅れます。開いたままのフェースでボールにクラブがあたりスライスしてしまうのです。そのような方は、肩の回転と腰の回転を同期する意識を強く持ってスイングすることがポイントです。

 

Bタイプの対処法

 

このコツを身につけるには、短いクラブを左手だけで持ち(右利きの方の場合)、腰の回転と肩の回転をあわせるように素振りをします。腰のねじれがほどけるとき、クラブの先端がインパクトを迎えるようにタイミングを合わせます。タイミングが合ってきたら右手を添えてスイングを整えます。

 

今回のシリーズのまとめ

 

スライスの問題が根深いのは、クラブ特性、スイング軌道、人間の修正しようとする意識など「スライスする」というひとつの結果に対して、数多くの原因が潜んでいるからです。ここまで、初級者スライスに限定してお話ししてきましたが、それでもこのくらいは出てくるもの。自分なりのチェックポイントを意識しながらスイングの型をつくっていってください。

 

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