ショートゲーム・マスター、第2シーズンは、チップショットについてお話ししてきました。今回はシリーズ最終回です。
前回は、チップショットのスイングのポイントについてお話しています。前回の内容はこちら。最終回の今回は、左足下がり、左足上がりでのクラブ選びのポイントです。
▼いつも平坦な場所で打てるわけではないチップショット
チップショットに限らずアプローチショットを打つ状況は、必ずしも平坦ではありません。大なり小なりの傾斜から打つことは十分に想定されることです。そのための基本的な考え方をしっかり確立しておきましょう。
左足上がりのポイントは、傾斜線とクラブで形成される角度です。これは、必ず直角になるように注意しましょう。
これを怠ると、大きなミスにつながりやすくなります。その理由は、スイング軌道に問題が生じ、結果としてクラブヘッドが地面に刺さるように入ってしまうからです。
これは、ダフリの大きな原因になります。さらにダフリを避けようとして、トップになることも多くなりがちです。
▼チップショットの原則は、「低く打ち出す」。だからロフト角に注意!
ランで距離を合わせるチップショット。できるだけ、ボールは、低く打ち出すことが原則です。前回も触れましたが、アンダーハンドでボールをトスするイメージのボールの軌道を理想とすべきです。
理由は、低いボールで転がす方が、距離感が合わせやすいからです。
ですから、打ち出す角度はできるだけ小さく。つまり、ロフト角は小さくする工夫が必要です。
そこで、左足上がりの場合は、ロフト角が傾斜の分、角度が大きくなっていることに注意します。
斜面の角度を考慮して、クラブを選択していきます。
▼最後に
今回のショートゲームマスターは、チップショットについて、お話してきました。チップショットは、ドライバーショットやパッティングに比べて、安定感があります。
スコアメイクの影の主役となるまで習得するに値するショットです。ぜひ、好スコアをうみだす原動力になれるように練習してみてください。