特集「GO!宮崎!GO!」
2012年10月24日 category:ゴルファーニュース
朗報は突然やってきた。ルーク・ドナルド参戦!久々の大物選手の来日。舞台は「フェニックスカントリークラブ」。11月は宮崎の季節だ。ルークが参戦する「ダンロップフェニックストーナメント」が15日(木)から。さらに国内女子ツアーの最終戦、「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」が翌週開催。見るもよし、プレーするもよし。秋はスケジュールに「宮崎行き」を書き込んでみてはいかがだろうか。
★チャンピオンコースでプレーする!
秋から春先にかけて維持されるプロ仕様のコースセッティング。難コースをより難しく仕上げられたコースでラウンドする。そんな体験ができるのは、この時期の宮崎の最高の魅力である。
フェニックスカントリークラブ
(宮崎県宮崎市大字塩路字浜山3083)
不死鳥は松林に棲み、太平洋からの海風に乗って舞う。物語は9章立ての3つのストーリー。あなたは物語を紡ぐ主人公だ。クラブハウスに入るとすぐにあなたは光を奪われる。「ダンロップフェニックストーナメント」と共に歩んだこのゴルフ場の歴史を刻んだ荘厳なロビー。物語はここから始まる。住吉・日南・高千穂の3つのコースレイアウトは、驚くほどシンプルだ。当然だろう。このコースの最大のハザードは、不死鳥の愛した松林と海風だからだ。だからラウンドは「悩む」ことと共にある。低い弾道で海風を松林に守ってもらうか、海風を読んで松林を越える高い弾道で勝負するか。世界のトッププロと思考を共有する至福。それがこのゴルフ場の最大の魅力なのである。
宮崎カントリークラブ
(宮崎県宮崎市大字田吉4855-90)
市内を流れる大淀川を挟んで北側に位置するフェニックスゴルフクラブに対して南側、宮崎空港に隣接する位置にこのゴルフ場はある。松林に囲まれ、強い海風が吹きつける点ではフェニックスと同じだが、この2つのゴルフ場の趣は大きく異なる。洋芝にこだわるフェニックスとは対照的にここは、高麗芝にこだわっている。高麗芝の鏡のようなグリーンは、芝目の微妙な違いによって右へ左へとボールを誘惑する。1953年から刻んだこのゴルフ場は、小さな努力を積み重ねて現在の地位を得た。豪華なつくりのゴルフ場とは異なる落ち着いた佇まいこそが名門の証である。
★一流のプレーを見に行く!
宮崎市観光協会は、11月のゴルフトーナメントに連動した各種イベント&キャンペーンみやざきゴルフマンスを展開。宮崎への玄関口、宮崎空港とJR宮崎駅では2大会に関連するイベントを実施。大会を盛り上げている。
★宮崎市近郊の良質ゴルフ場でプレーする!
宮崎大淀カントリークラブ
(宮崎県宮崎市大字長嶺字唯ヶ迫1021)
このゴルフ場で「普通」なのは、料金だけである。行き届いたコースメンテナンス、楽しいラウンドをサポートするキャディ、そして何よりもコースセッティングのワクワク感。左ドックレッグから突然視界に現れるつり橋。池越えの粋な演出の7番がそれを象徴している。1990年代開場の短い歴史ながら、名門ゴルフ場に囲まれた宮崎で揉まれたこのゴルフ場のクオリティは、明らかに「普通を超える」。この水準のゴルフ場を「普通」な料金で楽しめる。ここは「ゴルフ天国宮崎」をある意味証明する場所なのである。
青島ゴルフ倶楽部
(宮崎県宮崎市大字折生迫字大谷4180)
このゴルフ場でプレーできることは、間違いなくゴルファーとして幸福なことである。美しい。とにかく美しい。たしかに風光明媚で知られる日南海岸にあるゴルフ場である。美しくないはずはない。しかし、このゴルフ場の美しさはそれだけでは説明がつかない。視界に入るすべての景色が美しいのである。決してボールが飛んでいかないはずの場所も手入れされているこだわり。やはり美しさは細部に宿るのである。1番ホールに立ったとき、泉のよう湧き出る幸福感はこの場所に立たない限り味わうことはできない。