日常的に使っているものでも飛行機に持ち込めないものがあります【お役立ち情報】
2023年05月24日 category:ゴルファーニュース人が往来を再開し、飛行機に乗る機会も増えてきました。飛行機での移動が久しぶりで、機内に持ち込めるもの、預けるもの、忘れていませんか? 意外と知らなかったものや、普段の生活で何気なく使っているものの中にも「危険物」となることがあります。安心して飛行機を利用できるよう、危険物の持ち込み禁止や制限に関するルールをお伝えいたします。
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◆機内への持ち込みに特に注意が必要なもの
通勤や通学時に毎日使っているワイヤレスイヤホンは危険物!?
コードレスヘアアイロンは、旅行に携帯できるものか購入時に確認した方がいい。
喫煙具についても注意が必要。
日常的に使っているものや旅行先での便利なグッズなどの中には、危険物に該当し、手荷物として預けられないもの、条件付きで機内へ持ち込めるものがあります。特にリチウム電池やリチウム電池を内蔵したモバイルバッテリー、コードレスヘアアイロン、ワイヤレスイヤホン、ワイヤレスイヤホンの充電ケースについては注意してください。
|||特に注意が必要なものリスト|||
コードレスヘアアイロンなど、熱を発生する電池器具
【熱源と電池の回線を切断する機能がないもの】
機内持込み ×
預け手荷物 ×
【熱源と電池の回線を切断する機能があるもの】
機内持込み ○
預け手荷物 ○
<条件>
電池を取り外すかそれと同等の機能により、熱を発生する部分と電池とに分けること。
リチウムイオン(金属)電池の場合は、取り外した電池は預け手荷物にできないため、必ず機内持込みとすること。
リチウムイオン(金属)電池を内蔵した携帯型電子機器
機内持込み ○
預け手荷物 ○
<条件>
預け手荷物にする場合は、電源を完全にOFFにし(スリープモードは不可)、固いスーツケースに入れ偶発的な作動や損傷を防止するための措置をとること。
予備のリチウムイオン(金属)電池
機内持込み ○
預け手荷物 ×
<条件>
リチウム金属電池:リチウム含有量が2g以下のもの
リチウムイオン電池:
ワット時定格量が100Wh以下のものは、個数の制限なし
ワット時定格量が100Whを超え160Wh以下のものは2個まで
ワイヤレスイヤホンと充電ケース
機内持込み ○
預け手荷物 ×
<条件>
通常電源をOFFにすることができないため、預け手荷物にできません。
機内持込み手荷物にすることは可能。
電子タバコ
機内持込み ○
預け手荷物 ×
<条件>
1人につき1個まで。また、機内での電子タバコ本体・予備バッテリーの充電は不可。
喫煙用ライター・安全マッチ
機内持込み ○
預け手荷物 ×
<条件>
以下のものに限り、1人につき1個まで。充填用のガスやオイルは、機内持込み手荷物にも預け手荷物にもできません。液化ガスライター(使い捨て/ガス充填式) オイルライター(吸収材入りのもの) 安全マッチ(小型のもの)
消毒用アルコールや除菌製品
機内持込み ○
預け手荷物 ○
<条件>
1容器あたり:0.5リットル又は0.5キログラム以下
1人あたり2リットル又は2キログラム以下
手指の消毒液など皮膚や金属に触れても問題のないもの
空間除菌剤等
機内持込み ×
預け手荷物 ×
<条件>
内容物が漏れ出した場合に皮膚や機体にダメージを与える危険性がある製品は、機内持ち込み手荷物にも、預け手荷物にもできません。
◆国際線でも基本的にルールは同じ?
国際線・国内線を問わず、前述のように爆発・発火のおそれのあるものや、燃えやすいもの、有毒物質、凶器になり得るものなど危険物の飛行機への持ち込みは禁止又は制限されています。また、航空会社によっては、手荷物について独自の規制を設けている場合がありますので、事前に、利用する航空会社のウェブサイトで確かめてください。 例えば、日本の国内線ではマッチやライターは1つだけであれば、機内へ持ち込めますが、中国(香港を除く)やインド、フィリピン、ベトナム、ミャンマーを出発する便では、マッチやライターを機内へ持ち込むことも、手荷物として預けることも禁止されています。
国際線を利用するときに100ml(g)を超える液体を持ち込む際には、1個の容量が100ml(g)以下の容器に入れ、その容器をジッパー付きの透明なプラスチック製の袋(容量1リットル以下。目安としては縦と横のサイズが足して40cm以内のもの。)に入れる必要があります。
画像:政府広報オンライン
100ml(g)以下の容器に入れ、容量が1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック製袋に入れた場合は、手荷物として航空機内に持ち込み可能。100ml(g)を超える液体物は預け手荷物へ
「あらゆる液体」の中には、歯磨きやヘアジェル、ハンドクリーム、味噌やプリンなども含まれます。なお、医薬品や乳幼児用のミルク・ベビーフード、特別な制限食などは、液体物持ち込み制限の対象にはなりません。
◆旅先で遊ぶための花火、キャンプ用のガス燃料などはNG。
爆発のおそれがあるもの、燃えやすいもの、有害物質などの「危険物」は、機内へ持ち込むことも、手荷物として預けることも禁止になっているものがあります。
例えば、カセットコンロ用のガスボンベやキャンプ用ガスは、内部に高圧ガスや引火性のガスを蓄えていて爆発するおそれがあるため、機内へ持ち込むことも、手荷物として預けることもできません。また、漂白剤や強力カビ取り剤などの酸化性物質、殺虫剤や農薬などの毒物、自動車用など電解液を用いる液体バッテリーは、万一漏れてしまった場合に、強い臭いや毒性、腐食性などが機内環境に重大な影響を与えるため、機内へ持ち込むことも、手荷物として預けることもできません。
画像:政府広報オンライン
<詳しくはこちら>
政府広報オンライン
国土交通省「機内持込・お預け手荷物における危険物について」