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鍛えるゴルフBRAIN!「攻める楽しさ」「守るうれしさ」

2014年01月17日 — 2:36pm

今回は、ラウンドでのメリハリについての話をしよう。


Taeksoo Kim Misses Putt to Win on 17 / pacificcoastamateur

ゴルファーにとって1打でも少ないスコアで上がりたいというのは、悲願である。正しいショットを刻み、ミスを減らす。18ホールを通じて形づくられるスコアは、ゴルファーの創造物でもある。

 

良いスコアは、アマチュアゴルファーにとって「重大なミスをしないこと」と引き換えに手にできることが多いものである。そのためか、スコアは「守る」という意識が生まれがちである。守りの意識は、無難で安全な選択へと導く。スコアメイクの根本は我慢することでもあるのは、やむを得ない現実でもある。

 

確かに良いスコアを手にできればうれしいものである。しかし、その一方で、スコアメイク重視のゴルフが楽しいかどうかは微妙な問題である。もし、あなたが楽しくラウンドできていないこと感じることがあるとしたら、ぜひ考え方を微調整してほしい。

 

挑戦もゴルフの醍醐味であることを思い出してほしいのである。

 

安全策をとり、「刻むこと」を中心にローリスクのゴルフがスコアメイクへの近道であることは正しいが、それだけでは味気がなくなる。時には、ハイリスク・ハイリターンの選択も必要なのである。その際は、「ここはリスクを負ってみよう」と決めてチャレンジしてみよう。仮に失敗しても、そこでリカバリーを学ぶことができると前を向くことができればダメージは小さくできるだろう。
 

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鍛えるゴルフBRAIN!「心理と身体」

2013年06月13日 — 4:03pm


IMG_9318 / K8tilyn

今回は、人間の心理と身体の動きの話をしよう。

プロ野球の投手にとって、コントロールは生命線である。バッターから遠い位置になる外角へのコントロールは、特に重要である。一軍に定着できない投手は、このコントロールが不安定だ。2ボール、2ストライクといった勝負どころで、ストライクゾーンから大きく外側へボールをそらす投手の姿をプロ野球中継でよくみかける。当人は、外角の際どいところへ投げているつもりなのだろうが、意に反して明らかなボール球になっている。

なぜ、このような結果を招くのか?このメカニズムを理解できると、ゴルフにも応用することができる。今回は、そんな話である。

あなたは、スライスラインのパッティングショットのときに、カップのどの位置を狙っているだろうか。

「スライスラインは右にボールが曲がるので、カップの左を狙う」

そんなゴルファーが多くないだろうか?理屈としては、全くもって正しいロジックであり、もしそれで十分な結果が得られているのならば、それはそれで問題はない。今回は、それでうまくいっていないゴルファーへ向けて話をしたい。

カップの左を狙ったにも関わらず、うまくいっていないゴルファー。多くは左に外していないだろうか。

長い距離であれば、ラインの読み違えという可能性もあるが、2m前後の距離のパットならば原因は違うところにあると考えるべきだろう。この原因が先程述べたプロ野球の投手の外に大きくボールをはずす原因と重なるのだ。

人間というものは、心理状態の変化によって身体の動きが変化するものである。「外角のストライクゾーンに投げたい」「スライスラインではカップの左側に狙いたい」という欲求が、身体の動きに変化をもたらす。人によっては、それがより強い結果として反応してしまうことがあるのだ。そのことが「望まない」結果を招くことを理解しておくべきなのだ。

ここで考えをまとめておきたい。

心理状態によって、自分はどのような身体の変化をするのかを正しく理解しておくべきである。そうすれば、対処法が見えてくるのではないだろうか。

スライスラインでカップの左側に外すゴルファー。カップの右側を狙ってみてはどうだろうか。「右に外したくない」という心理状態による身体の反応が、ボールの軌道を左側に寄せるだろう。おそらくよい結果を導くはずである。

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鍛えるゴルフBRAIN!「結果をコントロールすること」

2013年11月14日 — 1:12pm


030 – CGU Cornish Closed / Neville Wootton Photography

結果をコントロールすること。

今回は結果との向き合い方についての話をしよう。

多くのゴルファーにとって、いやすべてのゴルファーにとってラウンドでいいスコアを出したいという欲求は、共通のものである。その欲求は、情報を集め、道具を追求し、そして練習もするという能動的な行動へと導く。

このようなプロセスを経ると、スコアの結果は、その行動を反映するものであると考えるようになる。

実際、トップレベルのプロゴルファーは、自在にボールを操り、トーナメントで結果を残し富と名声を得ている。

であるならば、「結果はコントロールできるものではないのか?」そんな考えが浮かぶことは決して無理な考え方ではない。

しかし、そんな疑問を多くのトッププレーヤーは否定している。タイガー・ウッズしかり、ジャック・ニクラウスしかりである。

それはなぜなのか。たとえば、PAR4のホールをドライバー、アイアン、ウエッジ、パターを使うとする。4つのショット、パットのうち1つでもミスが発生すれば、このホールをパーであがることは困難になる。もし、あなたがパーであがることを理想とするならば、目指す結果は、すべてがうまくいったという条件下で達成されることになる。

言い換えれば、条件が揃わないと満足な結果を得ることはできない。つまり、理想の結果を得るということは多くの要素から成り立っているのだ。ひとつでも条件が欠けると達成できない以上、一定の結果を得ることを前提にしたり、ましてやコントロールできると考えるのは非現実的な考え方なのだ。

ここで、考えをまとめておきたい。
結果をコントロールすることはできない。もし、それが理解できれば思考のアプローチを変化させることができるだろう。先の例の場合は、4つのショット、パットを分割し、ひとつひとつに細かな目標を立てることだ。たとえ1つミスショットが出たとしても、3つのショットにミスがでていないと前向きに考えることができるだろう。

ジャック・ニクラウスは、たとえ予選すれすれのスコアとなってしまった大会であったとしても、全力でプレーする選手だった。なぜそんなことができたのか。それは、結果をコントロールできないという前提で行動し、たとえ優勝のできない大会であっても自らに目標を課していたのだろう。トッププロとはそういうところにエネルギーを使うものなのである。

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鍛えるゴルフBRAIN!カート時代の戦略

2013年08月09日 — 12:28pm

鍛えるゴルフBRAIN!

カート時代の戦略

Golf Tournament Tee Off / Dru Bloomfield – At Home in Scottsdale

今回は、カート時代のゴルフについての話をしよう。
乗用カートによるゴルフが普及し、歩きゴルフが珍しい部類になった。若いゴルファーならば、ゴルフを始めた頃から乗用カートがあたりまえだったという方も多いだろう。歩きゴルフを体験したことがないというゴルファーは、ぜひ歩きゴルフを選択できるゴルフ場を探して体験してほしい。それは、今回お話するテーマと関係が深いからだ。

乗用カートによるゴルフと歩きゴルフの違い。そのひとつが、1打、1打のインターバルだ。

プロのトーナメントでよく見かける光景だが、多くのプロゴルファーは前のショットについての検証をしている。特にミスショットの場合はその割合が高い。そして、それは次のショットまでの間、考え、そして歩きながら気持ちを切り替えている。誰とも会話をせず、集中を保つ選手もいれば、キャディーや他のプレーヤーと言葉を交わす選手もいる。やり方はそれぞれである。

歩きゴルフのメリットのひとつは、この1打ごとの間隔にある。次のショットまでの時間を上手く使い、戦略を練り直し、時には気持ちを整える。時間は、時に有効な戦力なのである。


Golf Carts Only!!! / jaybergesen

しかし、乗用カートによるゴルフは、それが限定される。1打、1打の間隔は狭く、次々にショットを打つ必要性に迫られる。スロープレーに対する目が厳しくなった昨今の風潮がそれに拍車をかける。ミスショットに対する検証もそこそこに、短いインターバルで次のショットの手を考える。そんな乗用カートゴルフでは、歩きゴルフとの戦略は異なるはずだ。

ここで、考えをまとめておきたい。

乗用カートでのゴルフでは、まず優先されるべきは、次のショットのしやすさであるというとこだ。次のショットが、想定の範囲内に収まるようなショットをすること。自分の力量を過信せず、最悪を避けるような想定でショットを心がけるということだ。著しいミスショットをしてしまうと、次のショットへの対策もミスショットをしてしまったという心理的なダメージ回復もできないまま、あなたは、カートでボールまで運ばれてしまうのだ。

乗用カートでのゴルフは、まずは安全第一。上達のポイントは、最悪のケースを避けるマネジメントにあるといってもいいだろう。

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鍛えるゴルフBRAIN!

2013年04月25日 — 1:23pm


「リラックス」・・・永遠に訪れないユートピア


Cousin Joel in the pot bunker #golf #canoecreek / sharpener

今回は「平常心」の話をしよう。

最悪のスコアを出したときはどんな時か。体調不良や練習不足などよりも多く出る意見が、「嫌な人とラウンドしたとき」や「上手な人(下手な人)と回った時」である。心理状態をかき回され、ペースを乱されてしまった・・・。そんなゴルファーの心理状態が伺える。ゴルフはメンタル面が大きく影響を与えるスポーツであることがよく理解できる話である。

だから「平常心」を渇望するゴルファーは多い。
「練習場では上手く打てるのに、ラウンドではなかなかそれが出来ない」は、多くのゴルファーに共通する慢性的な悩みともいえる。もちろん、練習場とゴルフ場は違うことは、百も承知。ティーグラウンドに立ったときの独特の緊張感の中で、練習場と同じ平常心でドライバーを打てる方法はないものだろうか?そんなことを考えてしまうのはゴルファーとして自然なことある。

ここで考えをまとめておきたい。平常心は永遠に訪れない。それがゴルフである。

ゴルフは、メンタル面を揺さぶられるもので溢れている。スイングやパッティングのミスへの恐怖、バンカー、池やラフなどのハザード。ゴルフは、「揺さぶられる心」と向き合うスポーツであるのだ。この根本に目を向けておく必要がある。

この根本をしっかり理解できれば、ゴルフへの見方を変えることができるだろう。ゴルフは、揺さぶられる心理状態の中で、いかにベストに近いプレーすることができるかが問われるスポーツなのである。

見方を変えられれば、ゴルフの楽しみ方も変えることができる。

「緊張感」・・・。ミスやハザードへの恐怖からくる独特の心理状態は、ゴルフをしているからこそ沸き立つ感覚である。その緊張感を楽しまない理由はないだろう。

時間とお金をかけてでも味わうに値するもの。それは、自分の成長の実感である。高い緊張感の中に自らを晒し、その中で心の成長の芽を育てる。揺さぶれられる心と向き合うことは、その機会の少なさゆえに、とても有意義なことなのである。だからその経験から得たことは、人間を大きくすることにつながっていくのである。

「揺さぶられる心」を楽しむ。それは、大人になって人間の舌が苦味を味わうことができるようになることに似ている。揺さぶられることによって感じるネガティブの感情。それをも含めて「揺さぶられる心」を楽しんでほしい。それに慣れるとマイナスの要因のない「平常心」は、ちょっと物足りないと感じるはずである。

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鍛えるゴルフBRAIN!距離への意識

2012年09月24日 — 12:20pm



Distance / Zdenko Zivkovic

今回は、距離への意識の話をしよう。
今、ゴルフでは距離を測る計測器が普及している。愛用している人も多いだろう。セルフラウンドが多い方なら必需品かもしれない。計測器は正確な距離が分かり大変便利だ。しかし、距離を測り、クラブの番手選びの参考にする使い方で留まっていては十分に使いこなせているとはいえないだろう。なぜならば、機械に頼れば人間が進化しないからである。少なくとも、まずは次のように使うべきである。

まずは自分で距離を判断して、計測器でそのズレを修正する使い方である。
距離の感覚は、最終的には自分で掴まなければならない。それは、理想主義的な考え方で言っているのではない。
ゴルフに限らず、人間が把握する数字は、その数字の意味を体感できなければ役に立たないからである。
打ち上げの100Yと打ち下ろしの100Yでは、全く意味が違うのは言うまでもない。その異なる100Yに対してどのように対処するか。そのスキルを獲得して、はじめて100Yの数字は意味を持つのである。つまり目測している時点からスキルの獲得は始まっているのである。そこでの成功、失敗の情報を受け取った脳は、正しい方法としての記憶と失敗の修正という作業を行う。それが向上へと導くのである。

ここで考えをまとめておきたい。
距離は自分で目測すべきである。

短い距離ならば歩測することが望ましい。距離の感覚を体を使って獲得し、その体の感覚をもとにクラブの番手を選び、正しいと判断したスイングをする。成功と失敗を正しく検討し、次に活かす。経験に意味があるのは、このサイクルが正しく機能するからである。そして、そのスタートは目測から始まるのである。計測器は、あなたの成長を見守る陰の存在であるべきであろう。

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鍛えるゴルフBRAIN!思考も対策も夏仕様

2012年07月09日 — 11:04am



Cinnamon Hill Golf Course / MoreThanGolf

今月は、夏のゴルフの話をしよう。
ゴルフが100%アウトドアスポーツである以上、季節の変化に応じた対応力は必要不可欠である。夏に立ちはだかるスコアメイクの大きな壁。今回は3点に絞って考えてみよう。

(1)ラフ
たとえ手入れが行き届いているゴルフ場であったとしても、夏のラフは厳しい。もし野芝の部分にボールが落ちれば事実上の1ペナルティである。であるならばショットの方向性重視は絶対条件になる。特に第1打の落とし所は、細心の注意が必要だ。ミドル、ロングホールでは距離よりもフェアウエイキープである。

(2)グリーン
照りつける太陽で蒸発する水分。夏のグリーンは硬い。プロの大会ほどではないにしても高速グリーンは避けられないとみてよい。だからアプローチは、フェアウエイから高く、スピンのかかった球をしっかり打ちたい。その点でもショットの方向性重視は必要不可欠だ。また、ボールはグリーンセンターを狙って「2パット以内に」が目標だ。

(3)スタミナ
夏のラウンドの最大の問題点は、スタミナである。体力の消耗を最小限に抑え、途切れない集中力を確保しなければならない。昼休憩の栄養補給も重要なポイントになる。その際に牛乳をプラスすることを薦めたい。汗は血液中の水分を基につくられており、発汗による身体のダメージは造血能力の高い食品でカバーしたい。牛乳は造血作用が高く、栄養価も高いのでぜひ摂取しておきたい。

夏のゴルフで気をつけなければいけないことはまだあり、御住まいの地域やあなたの年齢や体力、コンディションによっても対策が必要なことがあるだろう。

ここで考えをまとめておきたい。夏用のゴルフに切り替える。このことは、ゴルフの思考力の強化の絶好の材料であるということだ。考える力によってゴルフは絶対にうまくなる。

あなた流の夏仕様のゴルフができるようになれば、周囲から一目置かれる存在になれるはずである。

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鍛えるゴルフBRAIN!「レスキューショットをマスターせよ」

2012年06月11日 — 12:49pm



1st tee over car park / .waldec

今回は、ドライバーのトラブルについての話をしよう。
ドライバーショットのミスは、もっともスコアに影響し、もっとも心理的ダメージを与えるトラブルである。「次は、失敗を取りかえそう」というあせりもあり、ミスの再生産を起こしやすい厄介な問題である。2~3連続でミスを犯しながら、次も漫然とドライバーを打っているゴルファーは論外だが、ここでトラブルを回避する手段を持っているかどうかは、スコアメイクに直結する。

ここで提案をしておきたい。
スコアを安定させるためには、レスキューショットをマスターすべきであると。

考え方は、2つある。
ひとつは、スイングの強度を落とす、いわゆるパンチショットをマスターすることである。多くのアマチュアゴルファーは、このパンチショットを重視していない。また、練習も不足しているため、手打ちになるなどスイングが崩れていることが多い。ドライバーを持って軽く振るということは思いのほか難しい。まずは、練習のルーティーンに組み込んでほしい。

もう一つの考え方は、ドライバーを捨てるということである。ロングホールでは難しいが、ミドルでは十分選択できる考え方だ。FWやUTを使ってライン出しを重視したスイングを心がける。スイングの強度を落とす必要は無いが、自分のスイングの荒れ方には、注意が必要だ。迷ったら方向性の安定を重視してUTを使うべきだ。

プロであっても、4日間すべてのドライバーショットを完璧に打てるわけではない。スコアの安定のために「置きにいく」技術を身につけている。それが、ゴルフで飯を食うということでもある。トラブルを回避するレスキューショットを自分の技術として備えておくことは、結果としてドライバーショットの安定に繋がるはずである。

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鍛えるゴルフBRAIN! IDクラブを吟味せよ!

2012年05月14日 — 2:29pm



今月はクラブセッティングの話である。あなたは14本のクラブをどのように選んでいるだろうか。マストチョイスの1W、6-9I、PW、AW、SW、PTの9本を除いた5本にあなたのゴルファーとしての個性が潜んでいる。

FW、UT、ロングIのバランスこそがあなたのゴルファーとしてのidentification(身分証明)であり、その中でも、もっとも個性を雄弁に語るクラブが「あなたがあなたであるクラブ」といえるだろう。

そのクラブをIDクラブと呼ぶことにしょう。あなたのIDクラブは何だろうか?IDクラブは1本とは限らない。数本の組み合わせかもしれないし、別々に数本かもしれない。今月はこのIDクラブをぜひ考えて頂きたいのである。次にIDクラブの代表例をいくつかご紹介する。それはあなたの戦略と合っているだろうか?代表例を反射板として、あなたの戦略の深化を促したいのである。

3W・・・飛距離重視のアスリートタイプ。バーディを積極的に狙う攻めの戦略。
5W・・・ウッド系をうまく操るタイプ。安定性の高い第二打こそが生命線とする戦略。
7W・・・中距離重視のスキルタイプ。飛距離不足を技術で補う巧みな戦略。
4~5I・・・ロングIを打ちこなす職人タイプ。実践の結果を重視し、経験から積み上げる戦略。
UT2~3本・・・ウッド系を避け、距離を打ち揃えるタイプ。全体的なバランスを重視する戦略。
AW2本・・・ショートゲーム重視タイプ。アプローチからパターを主戦場とする戦略。
 
ここで考えをまとめておきたい。

あなたのIDクラブこそが、あなたのゴルファーとしての戦略の根幹である。であるから、それが徹底した吟味によって選ばれているかどうか?それは大変大きな意味を持つ。それをあいまいにしてのスコアアップはありえない。年齢、身体的特長、スイングの長所欠点・・・。あらゆる状況をすべて考慮して、IDクラブが選ばれることを強く願いたいのである。

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鍛えるゴルフBRAIN!「歩く」意識をもつ

2012年04月18日 — 2:13pm

PinkMoose
今回は歩くことの話である。
少々古い例で恐縮だが、08年の糖尿病受療率の全国データがある。ワースト3は次の県だった。1位香川県(うどん)2位徳島県(鳴門金時)、3位長崎県(ちゃんぽん)。血糖値を上昇させる要因は糖質(炭水化物)であり、これらの県で好んで食される( )内の食べ物の大半は糖質である。直接的原因は糖質を好む食生活にあると推察される。しかし、もうひとつ見過ごせない特長がある。それはいずれも地方都市であるということだ。地方都市では移動手段は圧倒的に車が多い。結果として、運動不足になっているのだ。

ここで考えをまとめておきたい。
現代人は、間違いなく歩かなくなっているということである。

私たちの生活は確実に歩かなくても良い方向に流れている。車だけでなく、エレベーター、エスカレーターなど歩くという点では魔の手は増え続けている。GM読者は、普段から歩くことに意識があると思われるが、それでもあえて、歩くことの重要性を読者に訴えるのは歩かなくなって起こる下半身の衰えはゴルフにとって致命的だからである。今月から連載を組む「下半身からスイングをつくる」も下半身が衰えては話にならない。下半身が不安定ならば確実に飛ばないし、スイングバランスの破綻を招く。

ゴルフが上手くなりたいという気持ちこそが、普段から歩くことを意識することを生むと思う。そうまでして注意喚起しなければ、知らず知らずのうちに私たちの生活は歩かない方向に傾いているのである。「歩く」という意識を持つこと。現代ゴルファーには上達の隠れた条件となっているのだ。

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鍛えるゴルフBRAIN! 「想定練習のすすめ」

2012年04月11日 — 1:08pm


“Real” golfers / redjar

今月は、練習の考え方についての話をしよう。

1月7日、全国高校ラグビー選手権大会で史上5校目となる3連覇を達成した東福岡高校。大会前の練習で恒例となっているのが、あらゆる状況を設定して行われる「想定練習」である。「後半残り10分。5点リード」「後半残り15分。4点ビハインド」というように時間と点差を設定して、実践練習を行う。自主性を重んじる谷崎前監督が練習の狙いとしているのは適切な状況判断能力の鍛錬である。

ここで考えをまとめておこう。
人間は情報を受けとると、それが行動に反映する生き物であるのだということ。特に精神的なプレッシャーを受ける状況下では、判断力や行動に大きな影響を受ける。

適切な状況判断という点でいえば、ゴルフもまたその能力が問われる競技だ。1番ホールから18番ホールまで、精神状態は、刻々と変化する。であるならば、ゴルフにおいても想定練習の効果は大きいといえる。「前のホールで、+4を叩いた次のホールのドライバー」「フェアウエイセンターからの2打目のアイアン」というように+、-の両面での状況を設定して、メンタル面も組み込んでショットの練習をするのである。状況のイメージや心理状態をできるだけ再現して練習するのだ。そうすると「プレッシャーをうけるとアイアンはショートしやすい」などといった自分独自の課題が見えやすくなる。さらにプレッシャーとの距離感を掴み、一球一球をていねいに打つ、実践的なスキルを身につけることができるだろう。

ちなみに東福岡高校ラグビー部は、遠距離通学生が多い為、練習時間が短い学校としても有名だ。短時間に効果的に練習をするという意味でも想定練習は忙しい毎日を送るアマチュアゴルファーにも適した練習法でもあるのだ。

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