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Category: キャディ

キャディの役割とキャデイ付きゴルフの心得

2020年05月24日 category:キャディ | ゴルファーニュース

ゴルファーの約9割が、セルフでラウンドする傾向があるそうです。毎回、キャディさん付きでゴルフをする方は、実に2%ほど。ほとんどの方が、キャディフィーを節約して、セルフプレー で1回でも多く回りたいというのが本音ではないでしょうか。ですが、キャディさん付きでラウンドすると、プレーに集中でき、スコアも上がるという話をよく聞きます。単にクラブやバッグを運んでくれる便利屋さんではありません。今回は、意外と知られていないキャディさんの仕事について紹介します。

 

 

画像:iStock

 

 

 

◆キャディとは

 

公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)のゴルフ規則によると、このように定義されています。

 

「キャディー」とは規則にしたがってプレーヤーを助ける人をいい、「助ける」にはプレー中にプレーヤーのクラブを運んだりクラブを扱ったりすることを含む。

 1人のキャディーが複数のプレーヤーによって雇われている場合、そのキャディーを共用しているプレーヤーの球(またはそのプレーヤーのパートナーの球)が関連しているときは常にそのプレーヤーのキャディーとみなされ、そのキャディーの持ち運んでいる携帯品はすべてそのプレーヤーの携帯品とみなされる。

 

ただし、そのキャディーがそのキャディーを共用している他のプレーヤー(または他のプレーヤーのパートナー)の特定の指示にしたがって行動していたときは、例外として、指示を与えたプレーヤーのキャディーとして扱われる。

 

 

競技としてのゴルフでは、同伴競技者同士がアドバイスするのはルール違反となるので、コースの中では、ゴルファーを助けてくれるありがたい存在がキャディーです。

 

この定義の中にある「助ける」には、

 

・ボールを拭く行為

 

・行方不明のボールの捜索

 

・コースに対する戦略を立てる

 

なども含まれています。

 

 

 

◆キャディの役割

 

役割は、定義に「助ける人」とあるように、プレイヤーがスムーズにゴルフを行えるようサポートをすることです。また、ゴルフ場全体の流れを円滑にすることも役割と言えるでしょう。スムーズなプレーを遂行するため、以下がキャディさんのお仕事になります。

 

・コースの紹介

 

「コースの熟知」はキャディの必須事項だと言われています。グリーンの特徴を把握して、それを踏まえたコース攻略のアドバイスをしてくれます。

 

 

・適切なクラブを渡してくれる

 

ラウンドの際は、ゴルフバッグを運び、代わりにカートも運転してくれます。打つ際にはキャディがその都度状況に合ったクラブを選んで渡してくれます。

 

 

・距離のアドバイス

 

キャディさんは、ボールの落ちた位置を確認しに行ってくれます。コースの特性をよく理解したキャディさんは、残りの距離、アゲンストも計算して、アドバイスをしてくれます。

 

 

・ライン読み

 

どのくらいの強さで打てば良いか、ラインを読んでアドバイスをくれます。このアドバイスによってグリーンを捉える確率はグッと上がってくるのです。

 

 

・ルールを教えてくれる

 

特に初心者にはゴルフのルールは複雑です。こんな時キャディさんがいると随時必要なルールを教えてくれます。初心者に限らず、ラウンド中に色々質問してもいいのです。

 

 

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◆キャディとラウンドするメリット

キャディの役割を見ても、的確なアドバイスで上手くいくと、自信がつき、また良い学びの機会になることがお分かりでしょうか。コースの特徴をふまえ、クラブの選び方やラインの読み方、距離や風の有無など、その時の状況に合わせたキャディのアドバイスは、今後のスキルアップに大いに役立ちます。

また、プレイヤーの代わりに雑用までこなしてくれるので、プレー中の負担を軽減でき、ゴルフに集中することが可能となります。

快適にゴルフが出来るのは、自分ばかりではありません。前後にプレーする組みもあります。キャディさんの的確な仕事捌きによって、ファストプレーも可能になります。スムーズに運んでいくと、プレッシャーも軽減されるでしょう。

 

そして、デキるキャディさんは話し上手でもあります。楽しく話をしながらコースを回れるので、緊張もほぐれ、プレーの楽しさが倍増します。キャディさんに聞いた話は、ゴルフの小ネタとして引き出しに入れておくこともできます。

 

 

 

◆スコアアップはキャディと共同作業

 

キャディさんとゴルファーは、サービスを提供する側とそれを受ける側となりますが、お互いに気持ちよくラウンドが出来るよう配慮をし、命令口調にはならないように気をつけたいものです。ラウンド中、あなた一人の専属でもありません。そして、キャディさんに頼りすぎないこと。間違っても自分で決めたミスをキャディーさんのせいにすることのないようにしましょう。「キャディにもよる!」とも言いたい時もありますが、高圧的な態度の人より感じの良い人に良くしたいと思うのは、人の常。スマート態度で接することもスキルアップのひとつ。実は、そういったマナー面においても、あなたの気付かぬうちにメンタルを観察されているかもしれません。ラウンド中は、キャディさんと共同作業を行なっているという感覚くらいが紳士的なのではないでしょうか。

 

 

さて、いかがですか?

日本国内でのキャディフィーの相場は、3000円〜5000円くらい。ご自身の現在のスキルを踏まえ、もう一歩前進したい時、レッスン料と思って、キャディさん付きのラウンドもよいのではないでしょうか。ベトナムやタイなど、海外ではひとりにひとり、専属のキャディさんがつく所が多くあります。今しばらくは、海外へは行けませんが、機会あれば体験してみたいものですね。キャディさんがいてこそのゴルフの楽しみ方、セルフだからこその楽しみ方、様々にをゴルフを満喫できる日常が早く戻ってきますように。

 

 

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