飛行機の尾翼がヒントに!?
2015年10月13日 category:トークに役立つ小ネタ今回は、ラウンド中のトークに役立つ小ネタとして、ジーン・サラゼンがサンドウェッジを発明したエピソードをご紹介します。
サラゼンの名言も集めてみましたので、スコアアップにお役立てください!
一度苦手意識がついてしまうとなかなか抜け出せないバンカーショット。苦手な方のほうが多いのではないでしょうか?
このバンカーショットが大の苦手だったのが、プロゴルファーとして史上初の「キャリア・グランドスラム」を達成した伝説の名選手ジーン・サラゼンです。生前は彼の偉業を称え、日本でも彼の名を冠した「ジーン・サラゼン ジュンクラッシック」が開催されていたので、ご存知の方もいらっしゃると思います。
苦手意識をなんとか克服しようとあれこれ考え、ある日離陸している飛行機を見たときのこと。パイロットが尾翼のフラップを上げ、飛行機が頭をもたげて離陸するその姿からひらめき、9番アイアンのソールに同じような傾斜をつければクラブが砂に潜らないのではないかと考えたのでした。
苦手意識で思考が堂々巡りになったとき、サラゼンはふと空を見上げたのかもしれませんね。そのタイミングで空には飛行機が。なんとなくの風景を見逃さず、そこに着目しひらめくというところは、やはり非凡なる才能。
ゴルファーのみなさんが恩恵を受けているサンドウエッジは、サラゼンのひらめきとアイディア、そして改良とテストを繰り返した賜物だったのですね。
ふと空を見上げてみる。いつもの思考からはなれると、ちょっといいことがありそうですね。
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Gene Sarazen ジーン・サラゼン(1902~1999)
1935年に劇的なダブルイーグルでマスターズに勝利し、史上初すべての4大トーナメント(全英オープン、全米オープン、全米プロ、マスターズ)を制覇したゴルファーとなった。
≪ジーン・サラゼンが残した名言≫
「基礎ができる前にスコアのことを考えるな」
「役に立つのは基本的なことだけが書いてある技術書だ」
「スウィングの細部を一々考えているゴルファーはたいしたことがない」
「ゴルフの75%はグリップである。両手それぞれの役割はというと、左手はガイド、右手は力なのである。」
サラゼンは、「グリップが正しければ自然に正しいスタンスがとれ、グリップとスタンスが正しければ、自然にワンピースのスウィングができる」というグランドマスターとしての結論を出しています。サラゼンの残した言葉がヒントになって、みなさまのスコアがあがりますように!
(編集部anan)