鍛えるゴルフBRAIN!~考えを変えて100を切る戦略(3)~
2015年05月20日 category:鍛えるゴルフBRAIN!
考えを変えて100を切るという戦略について話をするシリーズ。今回は3回目である。
前回は、コースマネジメントについてお話をした。パー4のホールで3オンを狙うコースマネジメントの重要性を主張した(前回の内容はこちら)。
つまり、「OBを避ける」ためにどんな手を打っているか?である。
Maui Golf / tomboypaperclip
100切りを目指すあなたが、OBを避けるために打っている手は何か?すぐに答えられるだろうか?そして、それがどれだけの実効性があり、どの程度効果を上げているか?そして、どんな改善の歴史をもっているか?それらが自分の中で、ノウハウとしてどの程度蓄積されているだろうか。
まずは、自分に問いかけてほしい。
OBは、スコアマネジメントにおいて、もっとも避けるべきものである。1Yも前に進んでいないのに、1打カウントされる。これほど不条理なものはない。
極論すれば、チョロでも前に進んだのであるならば、それはそれでいいではないかとも言えるのだ。OBを避けるということが、いかに100切りに近づくかまとめてみたい。
(1)OB回避は、もっともスコアが縮まる もし、あなたが1ラウンドで3回のOBを避けることが出来た場合、スコアは6縮めることができる。
ゴルフにおいて、ここまで「劇的に」数字が短縮することは、他にない。まずは、純粋に数字の短縮効果を理解すべきだ。
さらにOB回避の効果は、数字だけの問題に留まらない。
OBは、1打でも少なく・・・とラウンドしているゴルファーにとって、精神的なダメージなるということだ。
支出を減らしたいと思って、毎日節約して生活しているのに借金してしまい、高い金利を払わせられるようなものだ。1打減らすための努力がむなしく感じられてしまう影響は大きい。
ゴルフのラウンドという会社経営において、OBを避けることは、無借金経営をするようなもの。堅実経営の肝であるのだ。
(2)OBを誘発するクラブはリスク
前にも触れたが、OBを誘発するクラブはできるだけ避けるべきだ。その代表例はドライバーである。長く、よく飛ぶクラブは、それだけ失敗したときのダメージが大きい。
OB回避を前提にするならば、出来る限り封印すべきである。
(3)他のミスはとりあえずスルーする
逆説的ではあるが、OBをするという以外のミスは、目をつぶってもいいだろう。
理由は、OBよりもスコアを浪費しないからだ。また、バンカーでボールを出せなくなっても、ラフに入れて出すだけになっても、パットをオーバーしても、そのミスが続くことは案外少ない。
しかし、ティーアップしてのショットは何度も同じ場面がある。ここでのミスで起こるOBは、再現性が高い。OBは、確率の面でも大きいミスである。その点も考慮すべきである。