寒くてもスコアが崩れないラウンド術
2025年11月23日 category:ゴルファーニュース冬場のゴルフが難しいのは、ボール自体も寒さで反発力が落ち、飛ばなくなっていることも一つ。夏場と比べると、ワンクラブ以上飛距離が落ちると言われています。また、芝は枯れ、地面が硬く滑りやすくなっていたりと、ボールが落ちた後、どのように転がるか距離の計算も難しいことも冬ゴルフが敬遠される理由のひとつかもしれません。今回は、冬のコースマネジメントに絞った実践的な攻略法をご紹介します。冬ならではのメリットも合わせてご覧ください。
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スコアを崩さない冬のラウンド術
◆グリーン手前から攻める
冬のグリーンは硬く、止まりにくいため、奥に外すと寄せるのが非常に難しくなります。
◎狙いは常に「手前センター」
◎ピンが手前でも、絶対にショートサイドを外さないことが冬ゴルフの基本。
これだけでも、アプローチの難易度が大幅に下がります。 ショートサイドに外すと、次のアプローチショットやパットが非常に難しくなり、スコアを大きく崩すリスクが高まるため、リスクを回避して確実にパーオンまたは安全な位置に乗せることを優先します。
◆パーオン率を落としてもOK。「寄せワン」を狙う
◎届かない可能性があるなら刻む、手前に外す。
◎得意なアプローチ距離を残す
「どこに落として転がすか」を逆算して、ボールをグリーン手前の安全な場所や、傾斜を利用してカップの近くに寄せられる地点を狙います。冬は飛距離もスピンも落ちるため、無理なパーオン狙いは逆効果になります。
※朝イチの凍ったグリーンでは、ボールはバウンドして止まりません。凍結グリーンの場合は、絶対に直接狙いは禁忌です。
◆冬芝はラン多めのアプローチが基本
◎サンドウェッジではなく、PWや9Iで転がす
◎手前からボールを転がしてグリーンに乗せるのがセオリー
薄い冬芝では、ロブや高く上げるアプローチは、難易度が上がります。グリーンが硬くて早い冬は、ランで寄せる方が確実です。
◆「1番手以上上げる」を前提にしたクラブ選択
冬は空気密度が高い、体が動かない、芝が薄くラフの抵抗が増えるなどの理由から、飛距離が落ちます。感覚としては夏と比べて1~2番手、距離にすると10~20ヤードくらい落ちます。
◎基本は
1~2番手
◎風が冷たい日は、さらに番手アップ
大きく持ってコンパクトに打つ方法が、最もミスが出にくくなります。ラウンド前には入念なストレッチをして、体を温めほぐしておきましょう。ボールも冷え切っていると飛びにくいので、移動の間はポケットに入れて温めておくのもコツです。
◆寒さで体が回らない時は「腕・手を使わない」
◎いつもの7~8割加減で。フルスイングで頑張らない。
◎右足の踏ん張りを意識する
◎グリッププレッシャーを弱める
冬はどうしても体が回らず、手打ちが植えてミスが出てしまいがち。コンパクト&リズム重視でミート率を上げる方が、スコアに直結します。
◆「横風無視」の選択肢を。
冷たい季節風は上下に流れやすく、番手選びがとても難しい時期となります。
読めない風は、無理して読もうとせず、「手前に置く」「ラインの真ん中を狙う」方が、リスクが少なくなります。
冬ゴルフならではのメリット
メリット1
他シーズンに比べるとリーズナブル!
日照時間が短い冬、気温も街中に比べて下がるので、ゴルフに行かない人も多いオフシーズン。空いているのでプレー料金を安く設定しているゴルフ場がほとんど。ゴルフ場によりますが、通常料金より3,000円〜5,000円程度安くなります。憧れだったコースに思い切って行ってみるとか、浮いた分でキャディさんをつけてラウンドしてみるなど、まさに経験を積むにはもってこい。
メリット2
空いているからプレッシャーが少ない!
プレーする組数が少ないため、後ろの組からのプレッシャーを感じることなく、ゆったりプレーできるので、初心者でも急かされることなく、純粋な気持ちでゴルフと向き合うことができます。
メリット3
ゴルフのスキルが向上する!
オンシーズンと比べ、キャリーとランの計算が必要になったり、アプローチの難易度が上がったりと、コース攻略は確かに難しい。ですが、それが経験になり技術向上につながると考えては?
冬は芝生が枯れているので、ラフにボールが入っても簡単に打つことができます。ラフが苦手な方も気持ち楽に打ち出すことができます。

画像iStock
いかがでしたか?
冬ゴルフは服装選びも重要です。モコモコダウンなど着込みすぎは一層動きにくくなります。寒い時期のゴルフには高機能インナーやポケットカイロを活用しましょう。2月までは料金も安く、空いていますので、冬ゴルフでぜひスキルアップを目指してみましょう。ラウンド後のお風呂でしっかり体を温めて、体調管理も怠らないようにしましょう。
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