ゴルフのリクツ!! 初級者スライスを克服する(2)
2013年06月17日 category:ゴルフのリクツ!!ゴルフのリクツ!!2013年春シーズンは、初級者スライスを採り上げています。前回は、スライスはゴルフクラブの特性から自然に発生するものであり、フェースの開きを意識して防がないと「当然に」スライスしてしまうというお話をしています。(前回の内容はこちら)
「クラブの特性から、スライスは普通に起こる」
これを理解しているかどうかは、ゴルフ上達の上で大きな分岐点になります。そこを理解していないゴルファーが陥るのが、「アウトサイドイン軌道問題」だからです。
人間には問題を修正しようとする能力が備わっています。普通にボールを打っても右にスライスしていまう。なんとかしたい!まっすぐ打ちたい!と思うがゆえにそれを修正しようとします。そこで、出てくる行動が左へ打とうとする意識です。
ところが、その意識。それがアウトサイドイン軌道に陥る原因であり、入り口です。意識して左へ打とうとしているのであれば、まだいいのですが、やっかいなことにその意識がないままアウトサイドイン軌道になっているゴルファーも残念ながら多いのが現実です。
アウトサイドイン軌道のスイングは、ここで指摘するまでもなくスライスの原因のひとつです。初級者スライスの中心を成すものであり、この克服や防止なくして上達はありません。
アウトサイドイン軌道に陥ることなく、正しい軌道を描くようにスイングする。そのための視覚的な目安になっているのが、ご存知のVゾーンです。首と腰、それぞれがボールと結ぶ2本のラインにクラブ軌道が収まるようにすることが重要です。テークバック時に上側(図のスライスゾーン)に外れるとほとんどのアマチュアゴルファーはスライスしています。
ですからまずは、テークバック時の軌道に注意しましょう。正しく振り上げることができれば、正しく振り下ろせます。テークバック時にVゾーンに収まるスイング軌道をマスターしましょう。次回はそのお話です。