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ゴルフのキソ!~基礎基本を徹底~ 初心者から賢くステップアップ(1)

2013年12月17日 — 10:36pm

ゴルフのキソ!初心者から賢くステップアップ(1)

How to be a Better Woman Golfer / ol slambert

今回から初心者の方にスポットを当てて上達までをサポートするシリーズを開始します。ゴルフの上手な「学び方」を身につけるにはどのような手順を踏むべきなのか。「学び方」のナビゲーションの役割を果たすことを目的とします。

 

今回から、ビギナーゴルファーに向けてのアプローチするシリーズを開始したい。テーマは「学び方」。ゴルフに限らず何か新しいことをはじめるときは、まずは学ばなければならない。もし、その学び方がよいものであれば、ゴルフの上達につながるはずである。このシリーズは、上手なゴルフの学び方に焦点を当てる。

 

(1)レッスンを受ける前に
ゴルフをはじめようと思った方の大半は、スクールなどでレッスンを受けるようになった。ゴルフスクールも花盛りで、選択肢も増え、学ぶ環境はかつてよりも格段に整っている。いい傾向である。しかし、ゴルフをはじめたばかりで即、レッスンを受けるという流れはおすすめできない。今回は、ここからお話をはじめよう。

 


Group Golf Clinic / Aberdeen Proving Ground

理由は、ゴルフに限らず学ぶということは、情報の受け渡しであるからである。

 

学ぶということは、学ぶ側が教える側の情報を受け取る作業である。まずは、情報を受け取る準備がレッスンを受ける以前に必要なのである。つまり、学ぶ側に予習が必要なのである。たとえ、教え方が上手なレッスンプロであっても、教わる側に教えを受け入れる土壌が育っていない場合、レッスンは正しく機能しないのである。

 

まずは、言葉を理解しておこう。ゴルフの用語は当然として、ゴルフ理論を伝える言葉は理解しておくとよい。
「アドレス」という言葉を例をとると、「アドレス」の意味だけでなく、その重要性も理解しておきたい。それができているだけでも学ぶ効果は全く違う。教える側から受け取れる情報が変わってくるからである。疑問点があれば、それを自分の中でストックしておくといよい。疑問は理解のスパイスである。

 

(2)本を中心に学ぶ
ゴルフのレッスンを映像で学ぶ環境も整ってきた。手軽で、解りやすいDVDで学ぶことは決して悪いことではない。

 

しかし、DVDだけで学ぶというのもおすすめではない。やはり中心に据える教材は、本であってほしい。それもできるだけ、文章の多い解説書である。理由は、「考える」という作業にある。

 

本で学ぶメリットは、人間は本を読んでいるとき、自然と並行して考えるという作業を行っているからである。

 


Practicando el Swing / jlastras

例えば、スイング時における体の使い方を正しく理解するとき、「考える」というプロセスを経ると体を動かす必然性を自然と植え付けることができるのだ。読むペースを学び手がコントロールできることもよい要素だ。ゴルフの基本を読む、考える作業を通して、じっくりと自分に落とし込んでほしいのだ。

 

ある程度、本で学んだ後であるならば、DVDを見ることは逆におすすめである。おそらく理解は本で学ばない場合よりも何倍もすすむであろう。

 

レッスンをもうすでに受けている人は、今からでも書店に行って気に入った解説書で学んでほしい。そうすれば次のレッスンで得られるものが格段に増えることを実感してもらえることだろう。

 

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ゴルフのキソ!~基礎基本を徹底~

2013年09月12日 — 12:44pm

上級者への学び方(3)


Stuart Appleby / rottinam


7 tee guys / lisapeck224

上級者と接する機会を持つことは、学びの機会を得たことに等しい。上級者とよい関係を保ち、自身の上達につなげてみよう。今回は、上級者の「選択」に着目する。

ゴルフは、選択の連続で成り立っている。ティーグラウンドに立った瞬間からあらゆる選択を迫られる。どこにボールをセットするか、どのクラブで打つのか、どの場所を目標にボールを運ぼうとするのか…。小さな選択から大きな選択まで、18番ホールでグローブを外すまで、その作業は続く。

ゴルフが数多くの選択をこなしていくスポーツであるのならば、ゴルフの上級者は、選択の達人であるともいえる。もちろん、ショットの正確性などは選択とは関係ないが、ショットやパットが上手いというだけでは上級者にはなれない。選択能力の高さは上級者に求められる必要条件である。


Nice shot Dan! / kevin dooley

もし、あなたが上級者とラウンドできる機会を得たら、上級者の「選択」に着眼してみよう。先に述べたように、ゴルフは選択の連続である。上級者の選択をのんびり見ている時間的余裕はない。あなたもプレーヤーとして選択を求められるからだ。まずは、上級者がどのような選択をしたのかを記録しておこう。クラブの選択、ボールの配置などテーマを限定して選択を記録しても良い。

記録は、分析し、検証して生命が吹き込まれる。後日この「上級者の選択」を検証してみよう。大掛かりな検証でなくて良い。着目すべきは、自分の選択との違いである。そして、重要なのが上級者が自分と異なる選択をした理由を考えることである。あなたが学びの対象にしている上級者が、身近にいる人ならば、その理由を聞いてみるのもいい。そうでなくても、なぜかを考えることは、重要な意味がある。

発明家として、世界を変え、GE(ゼネラル・エレクトリック)社を遺したトーマス・エジソンの有名な言葉、
Genius is 1% of inspiration , and 99% of perspiration.
(天才とは、1%のひらめきと、99%の努力である)


Thomas A. Edison Memorial Bridge Ft. Myers, Fla / Boston Public Library

この言葉は、「99%の努力(この場合は検証)によって1%の(正しい選択への)ひらめきがうまれる」とも読むことができないだろうか。選択を検証することは、正しい選択するための土台となる。そして、ひらめきという形であなたの前に正しい選択が訪れるのではないだろうか。

上級者の選択を検証することは、正しい選択をするための大切なプロセスなのである。

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ゴルフのキソ!!~基礎基本を徹底~

2013年07月11日 — 12:59pm

上級者への学び方(2)


PGA Tour golfer Rory Sabbatini works with Spc. Brandon Cornwell at FMWRC Golf Clinic / familymwr

上級者と接する機会を持つことは、学びの機会を得たことに等しい。上級者とよい関係を保ち、自身の上達につなげてみよう。今回は、上級者を観察することから得られるものについてお話したい。

上級者と一緒にラウンドすることは、ただそれだけで多くの学びになる。ちょっとした雑談の中に、重要な上達のヒントがあったり、上達に直結するアドバイスをもらえることも少なくない。上級者と一緒に過ごすメリットは、言葉になって表れているものだけに学びの対象が留まらないことだ。上級者を観察することによっても多くのものを吸収することができるのだ。

「観察」は2種類に分けることができる。ひとつは、「変化」に注視すること。例えば小学生が植物の観察日記をつけることも、お医者さんが、診察の際に用いる経過観察もこれにあたる。もう一つは、「特徴」をとらえることだ。プロ野球世界で、選手やコーチがピッチャーの投球のクセを見つけたり、小売業者が顧客の消費行動を見ることもこれにあたる。上級者を観察することは、どちらに該当するのだろうか。


Spring Break Golfing 005 / Tostie14

それは、明らかに後者の「特徴」をとらえることだ。

そのためには、まずは、何を観察するかという目的を持つ必要がある。観察すべき目的(目標)を定め、その視点をもってじっくり上級者のプレーを見る。それがとても大切だ。観察する目的は、まずは自分で決めてみよう。ショットまでのルーティーンであったり、トラブルの際の思考プロセスであったり、パッティングの際の傾斜や芝目の読み方であったり・・・。その上級者の長所を考慮して考えてみることである。

大切なことは、ゴルフにおける「観察」とは、着眼点をもつことである。

ということだ。着眼点をもつことで、上級者の行動はこれまでとは、まったく別物に見えてくることだろう。そのような視点からは、たくさんの有益な「教え」を学ぶことができる。上級者への敬意を忘れずに、たくさんのことを学んでほしいのである。

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ゴルフのキソ!!~基礎基本を徹底!~

2013年02月21日 — 2:15pm



Group Golf Clinic / Aberdeen Proving Ground

誰から学ぶか。それは、上達のスピードを左右する重要な要素である。

ゴルフの上級者には、教えを学んだ人を持っている人が少なくない。人から学ぶということは、いかに重要かということである。だが、教えを学んだ人が誰であったのかはさまざまである。宮里藍プロや石川遼プロのそれは父親であったし、藤田寛之プロの場合の芹澤信雄プロのように師弟関係ということもあるだろう。アマチュアの場合、誰から教わるのが良いのだろうか?

まず思いつくのは、レッスンプロである。確かな知識に裏打ちされた高い指導力は魅力である。スイングの基礎を学んだり、つくり上げる段階ならばレッスンプロに学ぶのがよいだろう。しかし、ゴルフ全般という広い視点で見た場合、レッスンプロは、必ずしも最適者ではない。

なぜか?それは、ゴルフに関わる歴史が異なるからである。

レッスンプロの多くは、プロゴルファーを目指したり、ゴルフを生業とすることを目的にとして人生を歩んできた人達である。人生で最も時間と情熱を傾けてきたのがゴルフであり、ほぼ毎日何百球も練習で打ってきた経験を持つ人たちである。ゴルフを上達させてきたプロセスがアマチュアゴルファーと全く異なっている。

ゴルフを上達させる要素は、スイングだけではない。さまざまな要素がある。ラウンドでの実践的なスキルから、普段の練習の仕方まで多岐にわたる。さらに言えば、時間やお金の使い方も重要であるし、仕事がある人は、仕事とのバランスも必要である。

そのように考えると、基礎を学ぶゴルファーがもっとも教えを請うべき人は、誰なのか?

それは、身近にいる上手なゴルファーである。

出来る限り、自分と背景が似ている人が良い。サラリーマンと会社経営者では、時間とお金の使い方が全く異なるし、就いた(就いていた)仕事がジェネラリストかスペシャリストかでも考え方などが異なってくる。だから、自分と生活環境が良く似ている条件をもつ上級者から学ぶとよい。

特に、重要なのは、一緒に過ごすことが出来る人ということである。その人が教えることが上手である必要は全く無い。学ぶ側の姿勢が正しいものであれば、立派な「先生」となってくれることだろう。次回は、身近な上級者からの学び方をお話したい。

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ゴルフのキソ!!~基礎基本を徹底!~

2012年12月17日 — 1:39pm


Winter golf / dan taylor

モチベーションを維持する。これも実力のひとつである。

冬。ゴルフがアウトドアスポーツである以上、決して避けて通ることのできない問題。それが、季節がもたらす問題である。この時期はどうしてもゴルフへの意識が薄れる時期である。ゴルフはあくまで趣味と考えるならばそれは、それで問題ないだろう。しかし、意識の薄れは上達するという意味ではリスクとなる。これまで練習してきたことの継続性が途切れるからだ。

継続性の途切れ。それは、体を動かさないことによって薄れる身体的な感覚だけを指すのではない。考え方、思考も揺らぐのである。

ゴルフの上達が途上であるとき、ゴルフによって得られる喜びは上級者のそれとは根本的に異なる。得られる喜びが質、量ともにまだ弱いのである。だから、ただゴルフに触れていられるだけで楽しかった時期を過ぎると、上達を実感できるまでの間にどうしても心に隙間が出来てしまう。そして、それが冬の季節と重なると一時的であるにせよ「ゴルフ離れ」を引き起こす危険があるのである。

モチベーションの維持。それは、ゴルフの上達に欠かせぬ条件なのである。

では、どうするか?

シンプルで誰にでもできる方法として、「クラブを握る」ことをすすめたい。

たったそれだけか?と思われるかもしれないが、効果は高いはずである。心と身体はつながっている。クラブを握ったときのグリップ感は、ゴルフをすることのドキドキ感、ワクワク感をよみがえらせるはずだ。クラブが難しければシャフトだけをリビングなどに置き、つねに手元にある状態にしてもいいだろう。グリップ感は、ゴルフの楽しさを知る最初のゲートだ。その感覚を維持することは、必然的にモチベーションの維持につながる。

そこから何が湧き上がるかは、その人次第だろう。素振りをするもよし、練習場にいくもよし。そこからの行動は、何らかの形で上達につながっているはずだ。それがベストの選択である必要は全く無い。ゴルフに触れる時間を継続する。そのことがベストの選択だといえるからだ。

ゴルフの上達したいという気持ちを持ち続ける工夫。それもゴルフの基礎であると私は思うのである。

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ゴルフのキソ!!~基礎基本を徹底!~

2012年10月24日 — 12:38pm


nadav swing / digitalshay

理論は、それがつくられるプロセスを体感してはじめて意味を持つものである。

「ゴルフのスイングは下半身からつくる」。初心者を除くすべてのゴルファーの常識。しかし、それを実践できているゴルファーになると・・・その数は急激に怪しくなる。正しいことを「知っている(解っている)」のに「出来ない」のは、何故なのか。それは、

「下半身からスイングをつくることの重要性を体感できていない」からである。

ここで前回の内容を振り返ろう。素振りの効用である。スイング崩壊の危険性をもつ「ボールがうまく当たらないことへの恐怖」は、素振りを繰り返すことによって得られた「自分のスイングへの自信」によって克服するしかない。そんな内容である。地味な素振り。楽しくない素振り。そんな単調な作業だが、ここで今回のお話とつながってくる。

素振りをした後、どこが疲れているだろうか?

もし、腕が疲れているのであれば「下半身からスイングをつくることの重要性を体感できていない」といえるだろう。腕でスイングすればなんとなるという意識が残っているのである。そんな人は、そこからさらに振りこんでみるといい。
そうすると、腕だけではスイングが出来ないということに気がつくはずだ。さらに、下半身を使う方が力強いスイングが出来、安定性と再現性も高い。下半身からスイングをつくることがいかに合理的か解るだろう。

理論を身につける近道は、そのプロセスを体感してみることである。そうするとその理論の骨格をつかむことができる。素振りをして、腕が疲れるゴルファーは、「下半身でスイングをしなければいけない」と意識が生まれるまで振りこむことである。その意識の芽生えこそが、成長を促進させる秘薬なのである。

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ゴルフのキソ!!~基礎基本を徹底!~

2012年09月24日 — 12:20pm



Father-in-law golf swing / danperry.com

恐怖は人間の行動に影響を与えるものである。

ゴルフビギナーにとって、最初に直面する恐怖は、クラブにボールが当たらないことだろう。たとえボールが当たるようになっても恐怖からは開放されない。「ヒッカケ」「ダフリ」「チョロ」・・・と悩みは尽きない。

ゴルフにとってこの恐怖がもたらす最大の問題点は、スイングの崩壊である。ボールが上手く当たらないことへの恐怖は、手打ちへ手打ちへと誘導し、正しいスイングを徐々に蝕んでいく。この恐怖を抱えている限り、ゴルフは決して上達しない。この恐怖の克服はとても重要な作業である。

さあどうするか?その解決方法は、地味ながらこれしかない。

「素振り」である。

恐怖からの開放は、その恐怖の克服でしか成し得ない。
恐怖の克服は、言い換えると「自信の獲得」である。素振りの最初の効果は、この自信の構築にあるといっていいだろう。ゴルフスイングの基礎を学んだらそれを実戦するためにどんどん素振りをする。素振りの最中に、前傾の維持や腰の回転、右足、左足の使い方・・・チェックポイントをひとつひとつ確認しながらスイングをつくっていく。ポイントを意識しならがスイングが出来ることも素振りのよさである。

ただ、素振りは楽しくない。でも楽しくラウンドする為には避けられない試練であると理解したい。振り込むにつれて自分のスイングに自信が生まれ始めたらしめたもの。「スイングだけなら、シングルですね」などといわれれば合格である。

もし、あなたが100を切ることを目指すゴルファーなら、しばらくボールを打つのを休み、じっくり振り込んでほしい。
ではどれくらい素振りをすればいいのか?それは次のお話である。

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