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【中高生の自転車事故の実態】大切なお子様の将来のために。

2025年04月19日 category:弊社からのおしらせ

通学に慣れてくる5月〜7月は中高生の自転車事故が増えてくる時期です。自転車事故を起こすと中高生であっても加害者となり、さまざまな責任を問われます。罰金や禁錮といった厳しい刑事罰を受けることになると、なりたいと思っている職業に就けない場合もあります。大切な命、そしてお子様の将来を守るため自転車利用の認識を新たに、ご家族で話し合ってみましょう。

 

 

 

 


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春は、通勤通学、送迎などで自転車利用を始めるきっかけが多い季節です。年齢別の自転車利用率では、40〜60代の方の利用率が高く、全体の57%ほどを占めています。それに比べて10代の自転車利用率は約12%となっています。ですが、自転車事故の件数については、すべての年齢層と比較しても中高生の事故率が高いことがわかっています。

 

 

出典:警視庁

 

 

警視庁が発表したデータを元に、内閣府が注意喚起している内容でも、事故発生率、死亡率が高くなるのは中学1年生と高校1年生で、その時期は5〜7月がピークになっており、新学期が始まった4月よりも、通学に慣れてくるタイミングにあたります。

 

「自転車の安全利用促進委員会」によると、中高生の自転車事故が多い原因として、以下のように述べられています。

 

 

1. 自転車利用や交通に関する経験が浅く、交通事故の危険性に対する認識が低い.

 

2. ルールマナーに関する教育を受けているものの自転車という車両を運転しているという意識や責任感が乏しく、実際の現場での行動に結び付きにくい.

 

3. 客観的なデータ(事故の発生場所、相手方、事故態様、事故要因など)に基づく重点的かつ具体的な説明が手薄である。

 

 

引用:自転車の安全利用促進委員会

 

中高生の自転車事故による死傷者数を事故の類型別に見ると 圧倒的に多いのは、出会い頭事故です。出会い頭事故は、見通しの悪い交差点で起きることが多く、一時停止の標識の見落としなど安全確認をせずに交差点内に進入することが原因となっています。

 

 

自転車事故を起こす(加害者になる)と中高生であってもさまざまな責任を問われます。自転車事故を起こしてしまうと、道路交通法違 反や刑法の重過失致死傷罪に問われることがあ り、事故の重大さなどによっては罰金や禁錮といった厳しい刑事罰を受けることになります。 これにより、免許や資格が与えられないことがある職業もあり、自分の将来の夢や人生設 計に大きな影響が生じる場合があります。

 

 

◆刑事罰を受けると、免許や資格が与えられない場合がある職業
(内閣府の資料より)

 

<罰金以上の刑>

 

医師、看護師、薬剤師、栄養士、調理師など

 

<禁固以上の刑>

 

教職員、弁護士、裁判官、公認会計士、建築士など

 

 

事故によって重度の障害が残ったり、相手の命を奪ってしまう場合など、被害者やその 遺族は辛い環境に置かれることになってしまいます。民事上の責任においては、高額の損害賠償が発生する事例が多くあります。

 

 

<未成年者本人に賠償金の支払を命じた裁判例>
判決容認額は、9266万円

 

男子高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断し、 対向車線を自転車で直進してきた男性会社員(24歳)と衝突。男性会社員に重大な 障害(言語機能の喪失等)が残った。(東京地方裁判所、平成20年6月5日判決)

 

 

交通事故は、ある日突然、被害者及び加害者の平穏な日常を破壊してしまいます。特に死亡事故や重傷に至るような事故では、大切な家族を失ったことによる喪失感、また重い障害を負い、リハビリや介護を続けながら生活しなければならなくなった被害者やその家族の方々の不安や辛さは、はかり知れないものがあります。 加害者がどれほど誠意を尽くしたとしても、償いきれるものではありません。大切なお子様の将来のためにも、学校でもご自宅でも交通安全指導や注意喚起していくことが非常に大切です。事故の加害者、被害者にならないよう、日頃から交通ルールを守り、安全運転を心掛けていきましょう。

 

 

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