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【お役立ちコラム】抗菌薬が効かない 「薬剤耐性(AMR)」とは

2018年04月18日 category:弊社からのおしらせ

 

 

抗菌薬が効かない

 

「薬剤耐性(AMR)」とは

 

 

 

いま、世界中で抗菌薬の効かない耐性菌が増加しており問題になっています。
そこで、薬剤耐性の危険と仕組みと危険性 、拡大防止のために
私たち一人ひとりができることを紹介します。

 

 

 

 

1.薬剤耐性(AMR)とは?

 

抗菌薬が効きにくくなる、または効かなくなることです。
そんな耐性菌が世界中で増えています。

 

細菌やウイルスなどの病原体によって引き起こされる病気のことを
「感染症」といいます。

 

こうした感染症の中で、細菌が原因で引き起こされる病気に有効なのが、原因となる細菌などを殺したり、その増殖を抑制したりする働きを持つ「抗菌薬」です。様々な感染症の治療が可能なったのは、この抗菌薬(※1)のおかげなのです。

 

しかし、1980年以降、従来の抗菌薬が効かない「薬剤耐性(AMR(※2))」を持つ細菌が世界中で増えてきており、すでに抗菌薬への耐性を持つ様々な細菌が確認されています。このため、感染症の予防や治療が困難になるケースが増えており、今後も抗菌薬の効かない感染症が増加することが予測されます。

 

 

※1 抗菌薬
実際の医療では、細菌に対して作用する薬剤の総称として使われており、抗生物質や抗生剤とも呼ばれています。本稿では細菌に限定して記載しているため、抗菌薬と表記しています。

 

※2 薬剤耐性:AMR (Antimicrobial resistance)
特定の種類の抗菌薬が効きにくくなる、または効かなくなることを、「薬剤耐性」と言います。本稿では、耐性を得た細菌を「耐性菌」としています。なお、薬剤耐性は、細菌だけではなく、ウイルスや寄生虫(原虫)でも確認されますが、本稿では細菌に限定して記載しています。

 

 

耐性菌が増えると、抗菌薬が効かなくなることから、これまでは、感染、発症しても適切に治療すれば軽症で回復できた感染症が、治療が難しくなって重症化しやすくなり、さらには死亡に至る可能性が高まります。

 

 

 

 

 

特に、免疫力の弱い乳幼児や妊婦、高齢者、また、持病を持つ人は、感染症にかかると重症化しやすいため、耐性菌が広まり使用できる抗菌薬が減ると、命の危険が高まります。

 

薬剤耐性(AMR)の拡大防止は、私たちにとって非常に重要なことなのです。

 

 

 

 

2.薬剤耐性(AMR)の拡大を防ぐには?

 

抗菌薬は、必要な場合に、適切な量を適切な期間、服用しましょう

 

薬剤耐性(AMR)の拡大を防ぐためには、感染症にかかり抗菌薬を必要とする機会を少なくすることや感染症を周りに拡げないようにすることに加え、医療の現場で、ウイルスによる感染症を始めとして、必要のない抗菌薬を処方しないという取組が重要です。そのためには、医師に自分の症状を詳しく説明し、医師が適切な診断を下せるようにしましょう。

 

それと同時に、私たち一人ひとりが抗菌薬を適切に使用することも重要です。

 

例えば、「この薬は必ず5日間、飲み切ってくださいね」と医師から指示された薬を、症状が軽くなったからといって途中で止めてしまったことはありませんか?また、「1回2錠を飲んでください」などと指示された薬を、勝手に1回1錠に減らして服用したことはありませんか?

 

医薬品は、医師や薬剤師の指示から外れた使い方をすると、十分な効果が期待できません。特に抗菌薬については、こうした不適切な使い方をすると新たな耐性菌が出現するリスクが高まります。

 

薬剤耐性(AMR)の拡大を防ぐためにも、抗菌薬を服用する際は、医師や薬剤師の指示を守って、必要な場合に、適切な量を適切な期間、服用しましょう。

 

 

 

 

 

もしも以前に処方された抗菌薬が残っていても、それを自己判断で飲むことは止めましょう。

似たような症状でも、原因となる細菌が異なる場合がありますし、例え同じ細菌だとしても、中途半端な抗菌薬の使用は、耐性菌を増やす原因になりかねません。

 

また、耐性菌には、有効な抗菌薬がないことがあるため、まず感染しないことも重要です。

感染を予防するためには、日ごろから、正しい手洗いの徹底やアルコール消毒、マスクの着用、うがいなどが重要になります。また、生活や食事、休養などに配慮して、健康に気をつけることも大切です。

私たち一人ひとりが、抗菌薬に対する正しい知識を持ち、正しい使い方をすることで、薬剤耐性を広げないようにしましょう。

 

 

なぜ薬剤耐性(AMR)が広がるの?

 

必要のない抗菌薬を服用することで、体内にいる細菌がその抗菌薬への耐性を持つ可能性が高くなります。

また、処方された抗菌薬の服用を途中で止めるなど、指示された服用方法を変更してしまうと、残った細菌から耐性菌が出現する可能性が高くなります。

こうして生まれた耐性菌が周囲の人々に感染していくことで、薬剤耐性は広がっていきます。

そして、抗菌薬の効かない細菌が広まることで、感染症に対する有効な治療法がなくなってしまうのです。

 

 

 

 

 

 

 

3.薬剤耐性(AMR)への取組はどうなっているの?

 

各国が協調して拡大防止の取組を本格化

 

もし、世界のどこか1か国で耐性菌による感染症が流行した場合、人や物の交流を通じて世界に拡大するおそれがあります。薬剤耐性(AMR)の拡大を防ぐには、国際的な取組が必要です。

こうした状況を踏まえて、WHO(世界保健機関)は、「薬剤耐性により、これまで以上に増加している細菌、寄生虫、ウイルスや真菌が引き起こす感染の効果的治療や予防が難しくなっている。

 

薬剤耐性は、世界規模の公衆衛生にとって深刻化する脅威となっており、全ての政府機関や社会が行動を起こす必要がある。」と、注意喚起を行っています。

 

 

私たちは、まず、薬剤耐性の問題を知ること。

そして、抗菌薬の適切な服用や、感染症の予防など、

1人ひとりにできることをしていきましょう。

 

(引用:政府広報オンライン
「抗菌薬が効かない「薬剤耐性(AMR)」が拡大!一人ひとりができることは?」

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